うぐいすハーモニカ

日記というより備忘録。何を書いても結局ミッチーこと及川光博氏の話をしてしまう系ベイベー。らぶ。

キングオブコント2020感想

ようやく録画で見たものの、私の中でうーーーーん…となる結果だったので、なかなか記事を書く意欲が湧かなかった次第です。うーーーーん…(まだなってる)

まあこういうのって審査員の好みとか心情とかもモロに入るわけだし、そりゃ解釈違いも起こりますよね…2015年のM-1とか未だに納得してないですからね…(しつこい)

以下、無気力ながらにサラっとそれぞれのネタについて触れていきます。だいぶ日にちが経っているので大丈夫とは思いますが、念の為ネタバレ注意です。

 

一回戦

滝音

言語チョイスが神。客側が無礼なのだと見せかけて、実は店員側がイカれてることが発覚する瞬間が爽快でした。まだテレビ出演経験が少ないらしく、そのせいか台詞が時々聞き取りづらかったので、そこだけ勿体なかったと思います。トップバッターでなく、もう少し会場が温まってからだったら、また評価も違ったのかも。とても面白かったので、大好きになりました。

 

GAG

→めっちゃ好きです。可能ならば、夜中の1時ぐらいに深夜テンションで観たかったやつ。入れ替わりネタ自体は王道な気もしますが、そこに中島美嘉や物質が加わってくるのが新し過ぎて最高でした。というわけで私的には面白かったけれど、なんとなく会場にはハマってなかった印象。確かに去年のような、言葉巧みな重めツッコミのあるネタが聞きたかった気がしなくもないので、来年も是非勝ち進んでほしいです。

 

ロングコートダディ

ああん、マッチョがじれったい!笑 発想も展開も凄く好きな感じなんですが、いかんせんオチが読めてしまったのが残念。4分引っ張るのであれば、やはりもう一歩意外性が欲しかったです。「筋肉で補ってる…!」がめちゃくちゃツボりました。2本目も見たかったな。

 

空気階段

天才ですね。霊媒師が全然違う霊を降ろしてしまうorインチキというネタはよくあると思うんですが、波長の関係でまさかのラジオを受信してしまうという絶妙すぎる設定。しかもちょっと早いwこういう地味でリアルなのが大好物なのでツボりました。実はヘビーリスナーだった霊媒師に番組から電話が掛かってきたくだりからはもうずっと笑いっぱなしでした。ほんと発想力どうなってるんだろう…!

 

ジャルジャル

→普通に面白かったです。が、社長がどこまで本気か分からなさすぎて、私まで胃が痛くなりそうでした笑。というわけで私的には普通だったのですが、審査員にはやたらとバカウケで、かなりの高得点を叩き出し余裕の決勝進出。心ないヤジのループが、芸人あるある的に刺さったのかなあ。

 

ザ・ギース

→にちようチャップリンで見たことのあった、ハープネタ。「音楽やってる」「舞台やってる」で多くの人が想像する内容をそれぞれ爽やかに裏切る感じが好きです。さりげなくあの時よりハープ上達してるな…?笑わせどころの多いネタではない為かあまりハマらず、惜しくも決勝には進めませんでした。二本目見たかったな〜!

 

うるとらブギーズ

いやハピエンが良かったな〜!ネタは面白かったし、お二人の空気感は好きだったんですが、この一言に尽きます。審査員の皆さんがもうひと展開欲しかったと仰ってましたが、まさしくそう感じます。師匠のツボぉ〜!😭と感情移入してしまって悲しい気持ちで終わってしまったので、ハッピーなオチに着地してくれていたら、私的には満足度高かったかも。

 

ニッポンの社長

終始斜め上!どう展開していくか最後まで読めなくて、ずっと楽しかったです。それにしても、設定がぶっ飛び続ける中、まさかの歌ネタで、歌い始めるまでの間もたっぷり取っていて、というクセが強すぎるこのネタを決勝戦に持ってくる勇気が凄い。あと「AM11:00」が名曲であることを再確認(?)できてよかったです笑。

 

ニューヨーク

→めちゃくちゃ笑いました。結婚式の余興ネタを、ここまで昇華させられることに感動。確かに、あまりにも芸が巧みすぎたら変な空気になりそうだよな〜というリアルに絶妙な線(普通に十分ぶっ飛んではいたけど)を突きつつ、最終的に中国雑技団化するというアンリアルで吹っ切れるのが秀逸。ドリルのくだりからは「嫌すぎる〜!」と叫びながら見てました笑。見事決勝進出。

 

ジャングルポケット

これは…順番が可哀想だったのもあるかな…ノリ的に、大トリ向けではないネタに思えました。題材的には面白かったんですが、全体的に台詞が走ってるように感じて、やや聞き取りづらかったのも辛い。3人のテンションが上手く噛み合えばもう少し点が伸びていたのかも。

 

勝戦

空気階段

かたまりさん美人すぎんか…?!これは彼の女装が綺麗であればあるほど際立つネタだと思うので、浜田氏にぶたれてでもお化粧に時間掛けて正解だったと思います。「ハルト」という爽やかネームチョイスも最高。いやマジでこんなにもハルト感ってゼロにできるんだ。しかし、残念ながらニッポンの社長とうっすらネタ被りしていた為か、そこまで点は伸びず、結果は3位。もしそれが無ければ、優勝だったのかなと思っています。

 

ニューヨーク

凄いな、これ決勝に持ってくる〜?!(褒めてる)ダークな持ち味が輝いてましたが、なかなか人を選ぶネタだった気がします。死ぬし。ヤの字の方々という設定にしたことで、我々にとっての日常アルアルが、雪だるま式にナシナシになっていくのが面白かったです。結果は2位。これもハピエンだったら、もしかしてもう少し点が伸びていたのかも…?(筆者の好みが過ぎる)

 

ジャルジャル

えっこれ…?(何か言いたげな顔)いやいや、良かったですよ、コントって感じで。決勝3組の中では一番王道というか、古典の教科書的というか、例文のようなコントだったと思います。それはきっと基礎がないと出来ないことなんだろうし、全力で楽しんでコントしてたなあとは思います。ただ私には全くハマりませんでした。なんというか、全てが予想の範囲内すぎて…先に逃げた後藤氏が帰ってきてくれたとこぐらいかな、フフッ☺️てなったの。世間の評価は違うのかもしれませんが、私には、審査員の人々が彼らのあのコントだけでなく、これまで彼らがやってきた全てのコントを含めて評価したのかな?というようにすら見えました。優勝自体には全く異議はありませんが、あんな高得点で〜?!というモヤモヤが残ってしまいました。うんまあ好みの問題ですねきっと。要はもっとぶっ飛んだのが見たかったんだよ〜!(私の感覚が麻痺してきてる説)

 

よし、以上です。ようやく思いの丈を綴ることができてスッキリしました。M-○と違って芸人以外のゲストは来ないし、無駄な盛り上げなどネタ以外の余計な要素が比較的少ないので、番組自体がとても見やすいです。○-1にもそこは見習ってほしいなーと贅沢を言いつつ終わります。何者気取りなんだ私は(多分みんなが思っていたツッコミ)。では、また。

 

半沢直樹(2020)10話(最終回)の渡真利忍について。

7年越しの続編が、更なる延期の後についに最終回を迎え、達成感のような清々しさと、半端ない喪失感に苛まれている次第です。わーん!無事に終わってよかったけど!来週からとまりんに会えない!!寂しい!!泣

取り乱しました。はあ、金曜日に各種ワイドショーで流したくれたクランクアップの映像可愛かったなあ。キャピキャピしてらした。ミッチーさんが、堺雅人氏と香川照之氏のそれに立ち会えるタイミングにしてくださったことに、ひたすら感謝です。

更に、ミッチーさんったら今週もLINEを下さいました!とても嬉しい!なんか嬉しすぎて直訳みたいな表現になっちゃいます。これからも週1とは言わないまでも月2…いや、月1は欲しいです。この慎ましさに免じて是非。

では早速、最終回のとまりんについてシーンごとに綴っていきます。以下、内容にも触れていますので、ネタバレ注意です。

 

さて、今週のとまりんの出番は全部で8箇所でした。一つ一つは短かったけれど、最後なのでちょこちょこ色んなところに出してくれてた印象。ありがたい限りです。

 

1.営業第2部の会議スペース①

とまりん、富さん、福山、田島くんの4人が、大きな白い長机に、横並びに座っています。前回苦労して突き止めた証拠ファイルを、頭取が箕部に渡してしまったという情報を、悔しげに展開するとまりん。前回のあらすじの説明係ですね。ところで、反省しているからか、反省を強いられたのか、福山だけコーヒーが手元に無いのがちょっぴり可哀想。嘘です、普通にあれ福山のですよねきっとね。田島くんが他部署からのお客様3人分だけ淹れてくれたのでしょう笑。

説明係の後に聞き役に徹するとまりんは、苛立ちと諦めと悲しさの表情を滲ませています。相変わらずお顔とおててが綺麗。

頭取の裏切りにショックを受けているであろう半沢に、想いを馳せるとまりん。「何があっても頭取は、って、ずっと信じていた人に、裏切られたんだ…」のウィスパーイケボに心臓を鷲掴みにされました。慈愛の顔したオフィスの天使…ところで、後輩だからか、1人で他部署の人々の中に残されテンパったのか、田島くんだけ椅子なし膝立ち状態なのがちょっぴり可哀想。座りなさい座りなさい。

 

2.剣道場

とまりんの心配通り、頭取に裏切られた失意と、箕部に刃が届かない悔しさを竹刀に込め、独りで素振りに明け暮れる半沢。そこに、とまりんから話を聞いてわざわざ駆けつけてくれたのが、森山と瀬名社長。激励の掛かり稽古で青春したことで、半沢のモヤモヤも吹き飛んだ模様。ええーここまで計算した上で手配(?)してくれたってことだよねとまりん…イケメンすぎない…?メールか電話か分からないけど、2人に何と言って伝えたのか知りたすぎますね。重すぎず軽すぎない絶妙な感じなんだろうなカッコいいな〜…ディレクターズカット版でそこんところ是非詳しく…(求めすぎ?)

そうして3人で爽やかに笑い合っているところに、「やっぱりここかあ」とひょっこりとまりん登場。「俺のことも誘いなさいよ全く」と微笑を浮かべるその様子が、言葉に反して「よしよし、ちゃんと元気になってるな?」と確認しているように見えてなんかもうどうしたの今日めっちゃイケメンじゃないとまりん…!

そのままみんなでご飯に、と立ち上がろうとする瀬名社長達を「ああ〜ごめんごめん > <」と漫画のような表情で申し訳なさそうに一旦止めるとまりん。あれから行方をくらませていた紀本が戻ってきたとのことで、半沢を指パッチンで先導します。去りゆく2人を呼び止め、応援の声を掛けてくれる森山と瀬名社長。後者のハイトーンな雄叫びにビクッとするとまりんが、いつものフェアリーでした。やっぱビックリするよねアレね。

 

3.常務室前の廊下

紀本の部下に制されつつも常務室に押し入る半沢。しかしそこに紀本の姿はなく、代わりに大和田が。そこでの試練(後述)に耐えた半沢が部屋から出てきたところに颯爽と現れるとまりん流暢な英語で何やら一言(多分get…?←)伝えてサムズアップ。ともあれ、ミッションコンプリートした様子。ここでの出番は、この一瞬の横顔&後ろ姿のみでした。カメラに近すぎてピントも合ってないし、ぼんやり見てたら普通に見逃すレベル。

 

4.紀本の潜伏先のホテル

恐らく、3でのとまりんの働きにより、部下に紀本の居場所を案内させることに成功したであろう2人。部屋に強引に押し入る半沢と対照的に、後から静かに現れて、油断している部下から紀本宛の紙袋をサッと奪い、部屋にスルリと入り込み「ありがとう、お疲れ様、チャオ〜☆」と爽やかスマイルで扉を閉めるとまりん大変鮮やかな犯行でした。

この時、部下が「渡真利さんっ」と声を上げているのですが、これは先程までとまりんが部下の味方のフリをしていたからなのか、それとも完全に姿を消していたのに急に現れたからなのか、どちらでしょうか。この辺もディレクターズカット版で明らかになる予感。盛り沢山ですね!(圧力)

部屋に入ってきたとまりん、キョロキョロしつつ、すぐに紙袋と自分の鞄を近場の机の上に置きます。両手はなるたけ自由にしておきたいスタイルなのかな。ずっと鞄を握りっぱなしの半沢と、これまた対照的。

美しい背景に徹するのかと思いきや、ちゃんと紀本に詰め寄るとまりん紀本の「バカかお前らは」というセリフのおかげで、ちゃんと紀本にも見えていることが明らかになり、ちょっと安心。

冗談はさておき、頭取の渡したあのファイルだけでは、箕部の不正を暴く決定的な証拠にはなり得ないという事実を知ることになります。ところで、ちゃんとこの後、森山と瀬名社長と合流してご飯食べに行ったのかな。

 

5.営業第2部の会議スペース②

半沢、とまりん、富さん、田島くんの4人で作戦会議。福山はハブられたわけではなく、とまりんの分まで仕事をしてくれているのだと思っておきます。

机に広げられた地図を見つめる4人、それぞれ机に手を置いて体を支えていますが、とまりんだけ手というか指で支えてる感じ。やはり所作がスマート〜!

箕部の口座情報を突き止めるべく、彼に近い人間が必要だという半沢に、「そんなやつ居るわけないだろw」とお笑いで言う「フリ」を丁寧めに担当してくれるとまりん「1人興味深い奴がいる」と返す半沢と顔を見合わせる形になり、「それだぁれ?」と言わんばかりのイノセントな目をするのが堪りません。

 

6.銀行内のおしゃれ食堂(?)

「おいおいおい半沢くぅん」というとまりんのツッコミから始まるこのシーンは、半沢、森山の3人でテーブルに着いています。背中を丸め、右肘を肘掛けに預け、ネコチャンハンドを膝に置き、脚を組むとまりん。シャンと背筋を伸ばしている半沢と森山に比べて、もはやなるたけ小さくなろうとしてるようにすら見えるんですが、もしかして忍んでるのかな?忍んでるのかなこれ??(そんなの可愛すぎる)

 

7.営業第2部のテレビ前

結局、頭取は箕部を追い詰める決定打を探るべく、敢えてファイルを渡し、懐に潜り込む作戦を取っていたのでした。それは大和田も同じこと。よかった、裏切り者は居なかった。

そうして迎えた、帝国航空の債権放棄の会見当日。頭取直々の命令で代理を務める半沢。その生中継を、営業第2部総出で見守る中、しれっと最前を陣取るチームとまりん左から田島くん、福山、とまりん(センター)、富さん、苅田。田島くん以外は他部署ですが、半沢担という共通項があるのでその立ち位置を受け入れられている様子。左手をポッケに突っ込み、右手で唇に触れながら画面を真剣な表情で睨め上げるとまりんが色気ダダ漏れの爆イケです。ヒュー!

箕部の罪を知り、銀行側の覚悟を知り、花ちゃんの真心を通じて初心を取り戻した白井大臣の援護射撃もあって、半沢は高らかに債権放棄の拒否を告げます。それを見て、一斉に沸く営業第2部。とまりんはというと、右拳を振り上げ、左足を浮かせ、全力の笑み。喜びを200%体現していて可愛い。左隣でタブレットを抱きしめたまま笑顔で興奮している福山も控えめで可愛いのですが、2人ほぼ同時に顔を見合わせ、その後とまりんが右手を福山の肩に持っていくのも懐っこくてほんと可愛い。そりゃ私の語彙も死にますよ。

半沢の熱い演説を、涙ぐんで聞くとまりん。ここまで感情移入できるのは、それだけ普段全力で良い仕事してるからなんだろうなあ、と殆ど描かれないとまりんの本職に想いを馳せてみます。スピンオフ早よ…(どさくさ)

 

8.銀行内の廊下

さて、ラストとまりんは、半沢と2人で廊下を歩くシーン。頭取が責任を取って辞任し、白井大臣も離党する中、半沢は自分だけ無事でいることに耐えられず、けじめとして銀行を辞める決意を一層強めていました。それを聞き、泣きそうに顔を歪め「お前ってやつは…どうしてそう頑固なんだよ!」と半沢の両肩を掴み、初めて声を荒らげるとまりん思えば、いつだって彼が本気で怒るのは、悪に対してと、半沢が自分の身を軽んじた時ぐらいでした。なんと胸熱。

そこに大和田からの着信があり、シーンはあっさり終了。わーんお疲れ様でした〜!場所的に、これがオールアップのシーンなのかも。

 

とまりんについては以上です。はーん寂しい…!ラストカットがおこりんだったのもちょっと寂しい…!や、最後の提供バックに6話の「ファイト!」なとまりんが居たので、厳密にはフェアリーエンドか。ならよし。

 

全体を通しては、カタルシスの連続でひたすらヒャーヒャー言ってました。やはり、これまで敵だった人が味方になっていく爽快感と頼もしさが溜まりません。黒崎ちゃんも大活躍で良かった〜!話の流れで息をするように半沢を握ろうとしてたのは草。

特に、白井大臣がこちら側に来てくれたのはとても嬉しかった。インテリヤクザ・乃原に対して「恥を知りなさい」と斬り込んだり、あの化け物・箕部に「謝罪しなさい」と詰め寄ったりするのがカッコよすぎて、あの辺りずっと「白井さんかっこええ」botと化してました。あと笠松も良い仕事してくれてましたね!最後の優しい微笑みよ…正しい心を持つ2人なら、きっとやり直せますね。花ちゃんもGJ〜!

大和田がまさかの辞職エンドだったのは少し、いえかなり寂しいDEATH…常務室にて半沢に不可逆的終了を言い渡し、再びデスを唱え、舌を鳴らし、フッと遠隔投げキッス(?)までするという試練のフルコースを与えていたのがもはや懐かしい…最後まで憎まれ役に徹することで、半沢をバンカーの道に踏みとどまらせるという、ツンデレの権化でしたね。あとギャグマシンの権化。今作で、物凄く魅力的なキャラクターになったなあ…!仮に続編が出るとしても、なんらかの形で出演して欲しいです。バラ農家のおじさんとかでもいいから…

総じて、闘志と希望が湧いてくる、楽しい胸熱ファンタジー活劇でした。超面白かった〜!!

 

よし、以上です。暫くは「円盤早よ」が口癖になる予感しかしません。とりあえず、ミッチーさんに関しては、今月末にファンクラブの会報が届くし、10/14(水)からは「#リモラブ」という新ドラマが始まるので、それを楽しみに生きます。あれ?ロスになる暇ないやつだね…?!働き者の推しに、特大の敬意と感謝の念を抱きつつ終わります。まあ、とまりんロス対策としては、やはり最新作を読んで若とまりんに想いを馳せるのが一番良いのかも。よし読む。では、また。

 

おいでよミッチーの泉(俳優編)

最近、半沢直樹の影響で、及川光博氏のファンが増えてきている気配を感じ取っている次第です。いやあ、カッコイイし可愛いですもんねとまりん…!中の人の魅力がいかんなく発揮されてます。

さて、そういうわけで、まだベイベー歴8年目と中途半端な私ではありますが、ミッチーさんの出演作品で、出番が多く、かつ後味が悪くなく、比較的サクッと見られるものを、独断と偏見でキュート部門、クール部門に分けて3作品ずつ紹介していこうと思います。もちろん異論は認めまくります。これを読んでいるベイベーor男子なあなたも、レッツプレゼン!

以下、なるべくストーリーには触れませんが、少なからずネタバレを含みますので、1ミクロンも前情報を入れずに楽しまれたい方は、ご注意くださいませ。

 

 

ではまず、キュート部門から、泣く泣く絞った3作品をピックアップします。

 

・七つの会議(2019)

半沢直樹と同じ池井戸潤氏の作品なので、とまりんから入った方はとっつきやすいと思われます。ミッチーさん演ずる原島万二は、気弱でお人好しで、それでいて誠実で、ちょっぴり天然な、正統派癒し系ヒロインです。エリートでスマートな渡真利忍の面影はありません。原島さん目線でストーリーが進んでいくので、出番は多めですし、約120分でサクッと楽しめるのもポイント。確かアマゾンプライムでも配信されてたはずなので、会員の方は是非。

 

・相棒Season8第3話(2009)

言わずと知れた国民的人気刑事ドラマ。ミッチーさんは、2代目相棒・神戸尊を務めています。官僚臭くて自信過剰、かつ負けず嫌いで死体が苦手な愛すべき警部補の役で、彼をキッカケにベイベーになった人は数知れず(私もその1人です)。ただ、そこそこ歴史のあるドラマ(直訳:追うのめっちゃ大変)だと思うので、もし観たことがなければ、騙されたと思って上述の3話だけでも観てみてください。神戸くんの魅力が火を吹きます。もし興味が湧けば、是非Season7の最終話(神戸初登場回)からでもいいのでご覧ください。

 

ミステリー民俗学者八雲樹(2004)

八雲樹役、つまり主人公です。出ずっぱりです。推理は一級品だけど、他は全てポンコツという美味しいキャラ。なんか多分毎話ぐらいの勢いで気絶してます。色々弱くて可愛い。金曜ナイトドラマ枠なので、軽いテンションで見られると思いますが、グロめの殺人事件が起きがちな上に、独特の薄気味悪さ(TRICKシリーズのイメージ)を感じるかもしれないので、苦手かも?と思われる方は、念の為明るい時間帯にご覧ください(直訳:どうにかして観てください)。若き日のミッチーさん、略して若ミチの魅力を存分に味わってほしいです。

 

続いて、クール部門より3作品。

 

信長のシェフ(2013)

タイムスリップ時代劇。こちらも八雲樹と同じ枠なので、サクッと観られるはず。役はなんと、まさかの織田信長。普段のフェアリーオーラは何処へやら、切れ長の眼から放たれる凍てつくような視線は、思わず息を飲んでしまうほどの迫力です。合理主義で冷酷、更に一国を統べるカリスマ性と、漂う気品…理想の信長像が完璧に再現されています。それでいて、頻繁に拝めるモグモグタイムや、ごくたまにデレる時のギャップ萌えは至高です。この人以外誰も似合わないだろうな、と確信できる煌びやかな衣装も見どころの一つ。続編もあるけど、観るなら泉にハマりきってからの方がいいと思います。

 

・スミカスミレ(2016)

ファンタジーラブストーリー。これまた同じ枠で、なんとなんと、まさかの化け猫役。ミッチーさん演ずる黎さんは、普段は人の姿で、黒い着物を纏っています。長い睫毛と黒い爪がチャームポイント。家臣ポジションなのにちょっぴり偉そうで、しかし主人のピンチには必ず駆けつけて助けてくれる。更に、クールな普段に似合わず甘いものが好き、と萌えの詰め合わせです。猫好きの方、もしくは推しを猫化しないと具合が悪くなるタイプの人は、是非履修してください。

 

サクラダリセット後編

映画です。当然前編もありますが、ミッチーさん演ずる浦地正宗は、後半にしか出てきません。能力バトル物ですが、例えば声を誰かに届けるなど、比較的地味なタイプの能力者が、知恵と工夫で戦うイメージです(そういったジャンルが好きな人は是非前編からご覧ください)。そう、浦地さんも能力者。ハットにスーツに白手袋(右手のみ)、能力発動時には手袋を外して指パッチンという、厨二心を擽られまくるキャラクターです。そのカッコ良すぎる姿からクール部門に分類しましたが、中身は子どもっぽかったりピエロっぽかったり冷淡だったりと掴みどころがなく、そこも良き。とにかく笑顔がたくさん見れます。

 

最後に、閲覧注意部門も紹介しておきます。作品やキャラクター自体は素晴らしいのですが、筆者の経験上、精神的に深いダメージを負う可能性の高いと感じるものを、予め覚悟してもらう意味でサラッと紹介しておきます。もちろん、耐性のある方は、是非心に余裕のある時に観てみてください。参考までに、メンタル弱めの私は以下の作品視聴後に暫く食欲がフライアウェイしました。

 

・漂流街(2000)

美しすぎる変態チャイニーズマフィア・コウさんが拝めますが、どうにもバイオレンスな描写が多い。部下にめっちゃ愛されてるのも見所です。キャラ分類上はクール。

 

IZO(2004)

美しすぎる沖田総司が拝めますが、該当シーンは1分程度で、かつそれ以外のシーンは終始血塗れ(実はしんど過ぎて私も全部は観れていません)。キャラ分類上は多分クール。

 

毛皮のマリー(2001)

18歳(!)の無邪気可愛い美少年・欣也くんが拝めますが、とあるバイオレンスなシーンがキツいので感情移入しやすい方は注意。とはいえ、ミッチーさんの第二の母・美輪明宏氏との記念すべき共演作品なので、最終的には観てほしい。キャラ分類上はキュート。

 

・悪貨(2014)

美青年で大富豪な野々宮冬彦ことノノくんが拝めますが、展開があまりにもヘビーなので感情移入しやすい方は注意。とはいえ、せっかくのW主演作品だし濃厚なWOWOWドラマなので、適度に現実逃避するなどして最終的には観て欲しい。キャラ分類上はクール。

 

 

よし、以上です。本当は、サクッと観られる&出番が多いという点から、我が最推しの1人仮面ライダー3号」も激推ししたかったのですが、あくまで導入編ということで後味の良さを優先して自粛しました。でも、特撮履修済みの方なら是非観てほしいです(どさくさ)。

もちろん、今回紹介していない作品も、基本的には見どころ満載です。ただ、出ずっぱりだけどいきなり勧めるには長いor取っ付きにくいかな?というものや、美味しい役だけど比較的出番の少ないものは意図的に省きました。故に、これらを観終わって物足りないと感じたら、他のミッチーキャラクター、略してミチキャラも、ぜひぜひ堪能していただきたいです。では、また。

 

半沢直樹(2020)9話の渡真利忍について。

昨日今日と、ミッチーさんから連日でLINEが来たことに小躍りしている次第です。はぁん顔が良い〜!何よりお元気そうで嬉しい!

さて、いよいよセミファイナルである9話が終わり、早く結末を観たい気持ちと、まだまだ終わって欲しくない気持ちとがチャンバラを繰り広げています。はあ〜とまりんに会えなくなる〜寂しい〜(後者優勢)。

どうでもいいですが、前回の記事(半沢直樹(2020)8話の渡真利忍について。 - うぐいすハーモニカ)で、初めて「数字リスト」なる機能を見出しとして試した結果、恐らく公式の想定と全く異なる使い方だったようで、勝手に苦労してしまっていたことを告白します。というわけで、今日は普通に手作業で番号振ります笑。

では、今週のとまりんも最の高だったので、さっそくシーンごとに萌えポイントを掘り下げていきます。長くなる気配が濃厚なので、お覚悟を。以下、ストーリーにも触れていますので、ネタバレ注意です。

 

とまりんったら、今週は今期で一番出番の多い回でした。シーンにして、なんと8箇所。そりゃあミッチーさんもLINEくれますよね。いやあ、楽しいシーンてんこ盛りで大満足でした!

 

1.東京中央銀行の廊下

自宅謹慎中であるはずの半沢からの電話に、右手をポッケに突っ込み、颯爽と廊下の真ん中を歩きながら応えるとまりん周りの人があまりにも気に留めていないので、改めてフェアリー説が脳内をよぎり、つい笑ってしまいました。

電話の内容は、タスクフォースのインテリヤクザ・乃原の調査依頼。とまりんの後輩が乃原と同じロースクールだったそうで、そこから探って欲しいとのこと。相変わらず人脈が凄いし、その人脈を把握してる半沢はやっぱり仲良しなんだなあと。「あのねえキミ、今自宅謹慎中でしょ?どこで何やってんの!」という、字面と言い方だけだと面倒見のいい女子マネージャーのようなツッコミを入れつつ、思い直し「やっぱ聞きたくない」と適度に知らんぷりするとまりん。立ち回りが上手い。そして電話越しなのにそっぽ向いてるのぎゃんかわ。

お前には絶対に迷惑をかけない、と言う半沢に、しかし意外にも「嫌だね」と返します。「お前のような男こそ銀行のトップになるべき、その為に危ない橋を渡ってきたんだ(意訳)」と、力強く語るとまりん。しかもカメラ目線で。最高ですありがとうございますご馳走様です。これです、こういうとまりんが見たかった!これまで半沢大好きっ子による献身的猟奇愛(言い過ぎ)にしか見えなかった奉仕の動機がようやく分かり、とてもスッキリしました。ストーリー上の都合の良いフェアリーだった訳ではなく、とまりんにもちゃんと熱い信念があったんだね、カッコイイぞ!予告編での「見くびらないでくれます?」は、上層部からの圧力に対してではなく、過保護(?)な半沢に対してだったのだと分かり、一安心。しかし、これでますます渡真利忍の正体が東京中央銀行の守護妖精である説が濃厚になったような気がしなくもないような。

「借りはちゃんと返すように」、と付け足して空気を和らげてくれる優しいフェアリーに、半沢は100倍の恩返しを約束します。妖精さんって何が嬉しいのかな、やっぱり日本酒とかをお供えする感じになるのかな。

 

2.智美ちゃんのお店

8話にて学んだのか、さすがに内容がマズすぎるからか、今回は閉店後(19:20頃らしいので休業日なのかも?)に集まっているようでした。メンバーは、半沢ととまりん、田島くん、富さん、森山。智美ちゃんも入れると6人と史上最多人数です。信頼できる仲間が増えてきて胸熱なのですが、観る側としてはとまりん大映しになるターンも減るので複雑な気持ちです。とりあえず見切れる鼻すら綺麗。あとお茶を飲む時、ナチュラルに湯飲みの底に手を添える育ちの良さもたまりません。本当に所作の美しい人だなあ。

箕部の不正融資の証拠資料が、書庫センターに保管されている可能性が高いということで、みんなで探しに行く流れになった時に、無言で小さくのけぞって露骨に嫌がってるのもお茶目。まあ智美ちゃんと森山抜きの4人で30箱、1人あたり7箱以上見なきゃいけないとなると普通に嫌かな…笑

 

3.書庫センター

同じ池井戸潤氏の作品「七つの会議」に出てきた倉庫を彷彿とさせる場所でした。偶然そう映っただけかもしれませんが、みんなが前のめりに歩を進める中、1人だけ上体を反らすように歩くとまりんが、嫌がってる感あってじわじわ可愛いです。該当の棚がごっそり空になっていて、実はちょっぴりホッとしていたりして笑。まさか紀本が?という富さんの呟きに、ピクッとシリアスモードに切り替わる表情捌きが流石でした。

 

4.書庫センター・守衛室

守衛さんの説明を聞く最中、キョロキョロしつつ椅子にグーの手を乗せているとまりんが可愛い。油断するとネコチャンが出ますよねこの人。

映像に2度目の灰谷が登場した辺りでは、いつもよくやる腕組みポーズが拝めました。そうです、右手首を肘置きにして左腕を支え、左手親指で唇を触るアレです。はあ〜、全パーツ綺麗。

そして、防犯カメラ越しのとまりんまで観ることができて興奮しました。定点カメラの映像って、なんか覗き見気分で生々しくて、凄く…いいんです(言葉を選んだ)。欲を言えばとまりんが入館証明書を書くところも書いた後の現物も見たい。是非BOXの特典にしましょうよぉ。ニッチ過ぎるかな。

 

5.銀行の会議室

書庫センターのメンバー4人で、8話に登場した会議室で作戦タイムです。とまりんは、例の青シャツ紺ネクタイスタイル。そうか、もしやシリアスな時の正装なのかも。

先日半沢から依頼されていた、乃原についての情報を展開するとまりんが机の上に置いたグーの手の甲の血管んんん!(突然の実況)So good。

話の先を正しく推測した半沢に、気持ちのいい指パッチンをプレゼントするとまりん。利き手じゃない方でもあんなに鳴らせるの流石ですよね。ミッチーさんのご両親のどちらかが左利きなんだったりして。と左利きフェチとしては勝手に興奮してしまいます。

ところで、富さんが頭取について語り終わった時、ずっと席で拳を包み込むようにしながら大人しく座っていたとまりんが、バン、と軽く机を叩くような音と共に、スタスタと歩いてフレームインしてきます。立ち上がる瞬間については後日ディレクターズカット版で見られるということですよね分かります(圧力)。半沢の熱い話の最中も、またもや猫の手を椅子の背に乗せて癒しを提供してくれるフェアリーが健気でした(曲解)。

どうでもいいですが、大和田から半ば強引に得た極秘ファイルの中身を、バリバリに印刷してホワイトボードに貼り付け、メンバー全員で見ている状況が、なんかジワりました。極秘なのに!笑

メモに書かれた謎のアルファベットについて、首を傾げて考えているとまりんの後ろ姿が超可愛い。半沢に「説明して?」と促します。この時、みんな立っているんですが、とまりんだけ机に軽く腰掛けている格好で、このセリフと同時にスッと立ち上がるんですね。凄く良い…

説明の途中で、解答ボタンを押すかのように指パッチンしてから発言するとまりんが可愛い。更に、MK=箕部啓治であることを見抜いたとまりんに、これまた気持ちのいい指パッチンをプレゼントし返す半沢。4話でのピンポォン!の応酬を思い出しますね。ほんと仲良し可愛い。それを受けて両手で小さくガッツポーズして喜ぶとまりんが天使でした。すぐに己を諫め、真顔になるのも良き。

ノックと共にタブレット福山が登場するのですが、「あ、福山?w」と指差して何故かちょっとウケてるとまりんが可愛い。この世界の中でも普通にネタキャラなのかな。ところで、福山の口調や声質が、なんとなくフリーザ様っぽく見えてきたのは私だけでしょうか笑。資料に引かれた線にきっちり定規を使ってるのも、キャラが立っててとても良いですね。

「問題は、誰がこのメモを書いたのか」と言いながら、今度は指を鳴らす代わりに手を叩くとまりんタブレットが居る時は鳴らさない仕様なのかも。

メモのサイズから、棺の会のメンバーで、かつメモと同じサイズの手帳を常に持ち歩いている灰谷が怪しいと即座に目星を付ける福山。もはやストーカーレベルの情報量ですが、味方にするとこんなにも頼もしいんですね。そうして半沢の指示により、タブレット福山&Alexaとまりんの灰谷調査コンビが爆誕します。「2人で?!」と戸惑うとまりん動揺のせいか「富さんと田島は?!」のジェスチャーが、なんかアワアワしてて可愛い(語彙)。

 

6.たいこ茶屋

かくして、福山と2人きりという、珍しいシチュエーション。…の前に、最初に叫ばせてください、予告編にあった枝豆もぐもぐ、カットしないでくれて本当にありがとうございます…!!2度にわたる絶望から期待していなかった分、喜びもひとしおです。とまりんかわいいよとまりん

話を戻します。最初の2人の会話が、それぞれのキャラが出てて凄く好きです。自分の知っているデータについて渾々と語り続ける福山に対し、自分もよく来るよと共通の話題に持ち込もうとしたり、反応が無ければその知識を褒める方向にシフトチェンジしたりとコミュ力を遺憾なく発揮するとまりんこの短い会話劇で、この情報量は凄い。ちなみに、とまりんが褒めた後、さっきまで無表情だった福山が笑顔を見せていて和みました。さすがフェアリー、タブレットともお友達になれそうな勢い。

18時に灰谷が来るというデータを元に、衝立の上から顔を覗かせて、お店の入り口を見張る2人。あれ?なんか可愛いなこのコンビ。

本当に現れた灰谷に驚きつつも、すぐ半沢に連絡するとまりん。念の為応援を送る、と告げられクエスチョンマークだらけになるとまりんを放置して話は先に進んでいきます。

福山の作戦により、食事の途中で席を立つ灰谷。その隙に、2人で手帳をチェックします。目的は、メモに書かれた特徴的な「D」の字を、手帳のそれと見比べること。しかし、これがなかなか見つかりません。A、B、C、ときたから次は…と期待したらいきなりZに飛んでいて、思わず「何でだよ!」と手帳にツッコむとまりんが可愛い。普段から独り言多そうだよね。

そこに、灰谷が帰ってきてピンチ!先々週の生放送の時のように、前髪が左目にハラリと掛かってめちゃかわの化身になるとまりん。狼狽の表情が、しかしすぐに驚愕の表情に変わります。目線は、灰谷ではなく、その後ろからやってくる、半沢が念の為呼んでおいたというその人。

そう、我らが黒崎ちゃんです!なんという胸熱展開なんでしょう!全国の茶の間が一気に明るくなったに違いありません。その気配になかなか気付かない灰谷に、顔でのジェスチャーで振り向くよう促すとまりんが可愛い。

そして始まる黒崎無双。もはや頼もしさしかありません。泰然たる態度で手帳を調べる黒崎ちゃんの向かいの席で、少し余裕が出てきたのかメガネのズレを調整するとまりんの途中でカメラを切り替えずに最後まで映してほしい(嘆願書)。

そして、ついに手帳から特徴的な「D」の字が見つかります。「デジャヴってやつかしら?」と、とまりんを見ながら言う黒崎ちゃん。それを受け、隣に座る福山(このカットではフレーム外)の方を見やるとまりん。一瞬の演技なんですが、2人だけの芝居にせず、映っていない福山も巻き込むのが素敵だなあと感動しました。

灰谷をネチネチと追い込んでいく黒崎ちゃん、途中でとまりんに目配せします。無言で頷き、すぐにスマホのボイスメモを起動させるとまりんに痺れました。半沢に対してもそうですが、目と目で通じ合うハイスペックぶりが素晴らしい。Bluetoothかな(たぶん違う)。

指示者をなかなか吐かない灰谷。ついにこの場からの脱走を試みるも、黒崎ちゃんの必殺・股間ホールドによりあえなく失敗。悲痛な叫びが店内に響き渡ります。この時の、灰谷に感情移入しまくりのメガネコンビのリアクションがめちゃくちゃ面白かったです。とまりんは、もはや自分が握られているかのような臨場感溢れる表情で、福山は、哀れな被害者と冷徹な加害者をあんぐりと見比べているのがツボでした。そして微塵の情けも見せないクラッシャー黒崎。

苦悶の表情で固まる灰谷が、ゆっくり席に座らされるのを、ハラハラ見守るとまりん。その後、両手で口を覆って「信じられない」と言わんばかりの面持ちで黒崎ちゃんの方をサッと見やるとまりんが乙女可愛い。感情移入し過ぎるあまり、脳内シミュレーションで一緒に忍ちゃんにされてしまった疑惑。見てるだけでこれなら、本当に握られたらショックで失神しちゃいそう。改めて、生放送で握られなくてよかったねとまりん

更なる黒崎ちゃんの追撃に、灰谷と表情筋をシンクロさせるとまりんこんな顔初めて見たかもしれない!笑 そして改めて綺麗なおててだな〜!

堪らず、ようやく紀本の名を白状する灰谷。ここで、再びシリアスモードのスイッチが入る3人がめちゃくちゃカッコイイ。

 

7.地下4階の隠し部屋

そうして、舞台は半沢と紀本、富さん、黒崎ちゃんのいる地下4階に。証拠書類を持った福山と、先刻のボイスメモを再生しているスマホを印籠のように掲げたとまりんが、助さん角さんよろしく、水戸黄門・黒崎ちゃんの背後から登場します。なんと滾る演出か!!このくだり、興奮のあまり思わず拍手してしまいました。

ちなみにボイスメモからは、白状したのに無情にも3撃目を食らったであろう灰谷の悲鳴が流れていたのですが、この時のメガネコンビの表情が見た過ぎましたね。もうシリアススイッチ入ってるから頑張って我慢してたのかな。健気可愛い。

しらを切る紀本に、黒崎ちゃんが歌いながら証拠の品を見せつけます。この時、後ろで黒崎ちゃんから目を逸らし、ちょっと笑ってしまってるとまりんがSo cute。でもちゃんと証拠を出す瞬間はキメ顔になってるんですよね〜その切り替えがめちゃくちゃカッコいい。

役目を終えて去りゆく黒崎ちゃんに道を開け、軽く一礼するとまりんそしてそのまま去ると見せかけて立ち止まる黒崎ちゃんを、軽く二度見するとまりんこのくだりが大好きです。

半沢が紀本を追い詰めるのを、後ろで辛そうに聞いているとまりんは、ピントが半沢に合わされていたことで、位置的にほぼ半沢のスタンドのようになっていました。ぼやけていても分かる麗しさな…!

 

8.地下5階の隠し部屋

ラストとまりん。紀本から聞き出した隠し部屋の、厳重にロックされた扉が解錠されるのを、一番遠い位置で見守っています。扉が開かれた後、部屋に入るのも一番最後でした。富さんが入った後に続いて入る感じ。警戒心からか、年功序列か、単に立ち位置の問題か、気になるところです。

置いといて。結論から言うと、箕部を追い詰めるための最重要資料は、既に持ち去られた後でした。犯人は大和田。福山がオンタイムで報告していたことが仇となる形に。半沢はとまりんに、情シスの苅田から大和田の位置情報のメールをしてくれるよう依頼します。それを受けた時の「了解っ」の焦りと苛立ちを滲ませるバランスが絶妙でした。

すぐに苅田に電話しますが、急な連絡だったのでいまいち温度感が伝わらず、なんとなく噛み合わない2人。「分かるでしょ!」とぷりぷりするとまりん可愛い。彼の以心伝心能力は、やはりその場に居ないと機能しないようです。対半沢なら電話越しでもいけそうな気もするけど。もどかしげに「大至急だよっ」と言うのが今週のラストカットでした。

 

とまりんのシーンとしては以上です。ひや〜盛り沢山!!見どころ満載すぎて、次回予告がノーとまりんだったことは、そこまで気になりませんでした。これ、もしかしなくてもまだ最終話撮ってる真っ最中ですよね…?大変…無理せずとも、また生放送で繋いでもらって一向に構いませんけどね…?!(強欲)

全体としても、非常に見応えのある1時間15分でした。でも最終的に大和田と頭取まで倍返しされることになりそうなのは悲しい…特に大和田…!1000倍返しってどんなもんなんですかね、焼き土下座みたいなことですかね。まあさすがに物理面ではないと思いますが…!笑

あと、半沢という等身大フィギュアに、全体重で土下座ポーズを取らせようとしてる大和田が最高に面白かったです。反発エグすぎて飛んでっちゃったけど…!

 

よし、以上です。最終回は、とにかく正しい心根の人達が報われるラストでありますように…!

先日発売となった、池井戸潤先生の最新作「アルルカンと道化師」が、本当はとまりんが主人公になる予定だったという嬉しすぎる話を知ったことで、心をざわつかせながら終わります。先生、短編でもいいので次回こそは渡真利忍くん主演のスピンオフ作品を…!(気が早い)では、また。

 

半沢直樹(2020)8話の渡真利忍について。

もし番組のちゃんとした感想を求められて来た方がいらっしゃったら申し訳ないので、残り3話にしてブログタイトルを改めた次第です。基本的には渡真利忍こととまりんのことしか語ってませんので…!

さて、先週の粋な計らい(【生放送】半沢直樹の恩返しについて。 - うぐいすハーモニカ)のおかげで、2週間待たされたという感覚ゼロで臨めたことに感動しつつ、さっそく感想を綴っていきます。以下、内容に触れていくのでネタバレ注意です。

 

今週のとまりんの出番は、全部で6箇所。シーンのひとつひとつは短めですが、色んな場面のとまりんが楽しめたので贅沢な回でした。とまりんのバイキングや〜!

 

 

  1. 智美ちゃんのお店

    ファーストとまりんは、いつもの4人席で、半沢と2人向かい合って座り、箕部幹事長について話しています。苅田も一緒のようですが、席にはいません。まだビールとお通ししか来てなさそうなので、来店して乾杯してすぐトイレに行ったのかもしれません。

    いつものように2人の話に聞き耳を立てていた智美ちゃんに、恐らくトイレから戻ってきたであろう苅田がそのまま話しかけ、(偶然)阻止します。ナイス苅田

    智美ちゃんが元銀行員であり中野渡頭取の部下であることは、前回花ちゃんから聞いて知っている半沢。そんな彼女を見つめて気を逸らしていたせいで、とまりんのお話をちょっぴりスルーしてしまっていた様子。おかげで「ちょちょ、半沢くんどうした??」という低音囁きイケボに似合わぬ可愛すぎるセリフを聞くことができました。ナイス半沢。

    2人の会話は、しかし苅田の悲しげな声で一時中断されます。「なに、どうした苅田」と保護者モードのとまりんやー、この言い方めっちゃ萌えます先生みたい。再びナイス苅田

  2. 東京中央銀行のカフェスペース

    お次は、コーヒー片手に、半沢に紀本常務の続投について報告するとまりん。紀本は何故か、頭取が箕部に圧力をかけられているという情報を知っている…それは彼と政府との繋がりを決定づけるもので、話しながらそこに気づき「あっ」とあんぐり半沢の方を見やるとまりんが可愛い。

    そして半沢が「ずっと考えていた、」と言い終わるやいなや、キリッとコーヒーを含むとまりんキッカケ台詞なのかな可愛い(勝手な憶測です)。カップに口をつける時&口を離す時のとんがった唇も可愛い。そして唇についたコーヒーを味わうように、巻き込むような動きしたのも可愛い。ごめんもう全部可愛い。

     

  3. おしゃれカフェ

    3つ目は、予告編にあったカフェでのシーン。7話と同様に10秒程度のナレーションバック&ストローを咥えてるシーンはカットでした。二度も切った!!親父にも切られたことないのに!!(?)  いや大丈夫、きっとディレクターズカット版には入ってるって信じてる。ってか信じてないとそろそろ挫けそうです。

    置いといて、半沢に元番記者を紹介してくれるとまりんが頼もしいですね(もしや4話の情報源もこの人…?)いつも姿勢が良いのに、珍しく猫背だなーと思ったら机の上にグーの両手をチョコンと乗せてらっしゃる。なーんだ、ただの猫ちゃんか。

    しかし、こちらとしては猫とまりんを見られてホクホクなのですが、物語的には収穫はなし。そうして2人で店を出てすぐ、黒崎ちゃんの部下が立ちはだかります。その時のキョトン&戸惑い顔が至高。片手で体の横に提げてた鞄を身体の正面に持っていくの、警戒心が滲み出てて超可愛いですね。ちなみに連行されたのは半沢のみ。よかった、また握られそうになるのかと思った。

     

  4. 智美ちゃんのお店(回想)

    4つ目は、先程のお店のシーンの続きです。ってねえ待って、半沢の回想だととまりんのセリフが「なに、どうした苅田(教師)」から「なに、苅田どうした?(パパ)」になってる!声色やっっっさし。何本か撮った中のテイクを2パターン使ってくれたってことですよね嬉しい。よし、ストローの件はちょっとだけ許します。

    置いといて。苅田が悲しげな声を上げたのは、森山の退院祝いにこのお店を予約してくれようとしていたのを、休業日であることを理由に断られてしまったから。そしてその日とは、智美ちゃんにとって重要な意味を持つ日なのでした。

     

  5. 牧野さんのお墓

    銀行員時代、牧野の秘書だった智美ちゃん。彼は10年前に汚職の罪を被って自ら命を絶っています。そしてその命日が、苅田が予約しようとしていた日。毎年お墓参りに行くために休業日にしていたようです。

    その事実を掴んだ半沢が、とまりんと共にお墓へと赴きます。ちょうど帰ろうとするところだった彼女の前に現れる2人。「智美ちゃん、」と手を振り「ごめんね、こんな所まで」と苦笑を浮かべてみせるとまりん声色やっっっさし(2回目)。いつもの紫寄りのシャツではなく、6話・7話にて着ていたダークなスーツと青いシャツに、紺色の柄違いのネクタイ姿。場違いな所に現れる際の正装なのでしょうか。無言で、しかし真っ直ぐな目で頭を下げる半沢との対比もいいですね。

     

  6. 智美ちゃんのお店(CLOSED)

誰も居ないお店のカウンター席に並んで座る3人。お酒ではなく、お茶が出されています。いつもと同じ場所なのに、雰囲気がガラリと違って、不思議な感じです。

智美ちゃんによって頭取と牧野の思い出話が語られ、そこから核心である10年前の話題に移り変わるであろう「でも」というセリフをキッカケに、とまりんの目が鋭くなるのがカッコいい。

その後は、慈しみの目で静かに耳を傾けていました。切なげな横顔に、こちらまで胸が苦しくなります。

そして、牧野の死後、ある銀行員の口座に多額のお金が振り込まれていたという噂を聞いたという智美ちゃん。「多額の金?」と怪訝そうに聞き返すとまりん顔が良い。

その人物が紀本であることを告げられ、途端に合点と侮蔑の入り混じった表情を浮かべるとまりんがSO COOLでした。ほんとこのシーンめちゃくちゃ顔が良い。ダブルミーニング

逸る気持ちを抑えつつ(身振り手振りにちょっと出てる可愛い)、努めて穏やかな口調で(紳士)、その証拠の在り処を聞き出そうとするとまりん。良さが詰まってました。

 

とまりんのシーンとしては以上です。

今回の話も、全体的に胸熱でした。宿敵同士、再び組むことになった半沢と大和田が、かなり遠いところから手を伸ばし合い、ジリジリ距離を詰めて一瞬だけ握手するシーンが小学生のようで愛おしかったです。なんやかんや息ぴったりなのが和む…笑

かつて敵だったタブレット野郎・福山も、大和田づてに味方になってくれました。あんなに憎たらしかったのに、協力してくれるとなるとめちゃくちゃ頼もしいし、ちょっと可愛くすら見えてきますね。

利害の一致のみで組んでいることを悟られまいとしたのか、仲良しアピールのために「相思相愛です」と半沢を隣に座らせようと手招きして見事にスルーされる大和田が愛おしい。どちらが犬なんだろうこれ。

そして、一番興奮したのが、紀本常務に寝返ると見せかけて寝返らない大和田!見直しました!完全に保身に走ったと思ってた!笑

最後に、黒崎ちゃん。半沢の挑発に敢えて乗って国に歯向かう形になったのが仇となり、検査官から退くことに。ああん、部下がみんな泣いてる〜!興奮するとすぐ握っちゃうけど、それ以外はきっと良い上司だったんでしょうね。切ない。そういえば大和田も黒崎ちゃんも半沢に面と向かって大嫌いと言ってましたが、これは文字通り受け取っていいやつなのか、激しめのツンデレーションなのか、どちらなんでしょう。なんというか、立場上は嫌いだけど実力は認めてるし、人としても嫌いじゃないってことなのかな。ニンゲン、ムズカシイ。

 

よし、以上です。去り際に特大ヒントをくれた、男気あふれる黒崎ちゃんに最敬礼しつつ終わります。次回予告のとまりんが、たいこ茶屋にて福山の隣で枝豆をニコニコもぐもぐしてたのが可愛すぎて気になるけれど、どうせカットですよね(人間不信)。では、また。

 

【生放送】半沢直樹の恩返しについて。

贅沢すぎる1時間にほぼ笑いっぱなしだった次第です。いや〜面白かった…!これは是非円盤の特典映像に収録してほしいやつ…!

さて、今回のこの特番は、撮影スケジュールが間に合わず、本日放送される予定だった8話の代わりのスペシャル企画です。

それにしても、再放送やダイジェストでなく、まさかの生放送にしてくれるのが凄い。初回から視聴率がずっと20%台だったので、ここに来て勢いを落としたくないという強い想いが、この果敢な挑戦につながったのかもしれませんね。「恩返し」というタイトルも素敵です。

事前に公式Twitterにて、出演者への質問を募集していたのですが、これも上手いなあと。自分の質問が採用されてるかどうか、つい観ちゃう人も居そうですもんね。

ともあれ、せっかく堺雅人氏や及川光博氏等、メインキャストも忙しい合間を縫って出てくれてるわけですから、数字という結果に繋がってるといいなあ…!

というわけで、今回もとまりんこと渡真利忍の中の人・ミッチーさんに照準を合わせた感想をざっくり綴りますので、録画組の方はネタバレ注意です。

 

まず、番組開始とともに突如コント「半沢直樹」が始まったことに度肝を抜かれました。さすがにこのパートは収録済みのようでしたが、半沢の目のアップから始まるというセルフパロに愛を感じました。そしてこのコント、とまりんも居る!嬉しい!なんか緊張して変な汗出ました。

状況としては、黒崎ちゃんに8話の放送が間に合ってないことを詰められる半沢、そしてその横でビクビクするとまりん、という感じ。黒崎ちゃんの大声にいちいち怯むのも、その時にチラリと左目にかかる前髪も(←後日追記。萌え狂いすぎて漏れてた)半沢に生放送の参加者集めをせがまれ「えぇ〜?今からぁ〜?」と腕をぷらんぷらんさせながら愚図るのも可愛い。ああ、早く保護してあげなきゃこの小動物。

そして、そんなとまりんに、やる気がないと判断した黒崎ちゃんの魔の手(比喩ではない)が伸びる…!!しかし、寸手のところで、半沢が黒崎ちゃんの手を掴み、護ってくれます。さすが剣士、素晴らしい反射神経です。まあ結局ちょっと触った(パワーワード)らしいですが、直撃は免れたのでよしとしましょう。とまりんとまりんで、必死に局部を両手で守っていましたが(かわいそかわいい)、恐らくこの程度のガードでは、普通に忍くんが忍ちゃんになっているところだったでしょう。いやあ、このくだりめっちゃ笑ったけど、やっぱり変な汗は出ました。

そんなこんなで、ようやくとまりんも「大和田常務がいつも言ってる『恩返しDeath』」を叶えようとやる気を出し、そのセリフをモノマネつきで再現してくれました。ってか確かにどっちもよく言ってるセリフだけど混ぜるな危険。そうして、脈絡なく黒崎ちゃんが見栄を切り、カメラに向かって3人がキメ顔で歩き出すのがまた面白い。っていうか待ってください、まだ私はそのコントに魂を握られっぱなしです。

そうして、現在の生放送に切り替わり、手前のカメラからキャスト用の椅子に向かって、先程と同じ服装の3人が歩いていき、二つの映像がリンクする感じ。臨場感がたまらない!ただでさえスケジュールが押してる中、こんな楽しい工夫を凝らしてくれて、感謝しかありません。

以降は、とまりんの格好をしたミッチーさんとしてお送りされる感じでした。役と同じ格好をしていると、自分との境目が分からなくなる、と仰るミッチーさんでしたが、隣に座っている香川照之氏が、なぜか頑なに大和田としてお送りすることを主張していて面白かったです笑

なんかね、ミッチーさんの動きがいちいち可愛かった。知ってたけど。特に、最初の拍手の手を合わせる感じがめっちゃ乙女で目が離せませんでした。あと、提供バックで指ハートしてくれてたり、CMに入る前に「どうぞ♡」と言わんばかりの小さなエッグポーズをしてくれたり、CM明けにこれでもかというぐらいカメラを目で追い続けてくれたり、ウインクしてくれたり。もう可愛すぎか〜!だから知ってたけど!

口パクしがちなのも愛おしかったですね。大和田の「DEATH(さっきコントで実演してたのに!笑)」とか、「さあさあ」とか。言葉の響きに敏感な人だから、面白いフレーズはつい自分で言いたくなっちゃうのかな、可愛いな。

ワイプも可愛い。大和田が半沢に、人にものを頼むときの7文字を強いるシーンで、半沢が指を3文字分折っている映像に合わせて、こっそり3号さんっぽいポーズになってませんでした?笑 しかも、後でその3文字の内容を考察する時に開口一番「渡真利♡」って言ってくれたのが嬉しかったです。すごい、まさか本人の口からその説が聞けるとは!笑

驚いたのが、6話にて全ての視聴者にとっての回復魔法となったとまりんの名台詞「ファイト」が、まさかのアドリブだったということ。えっえっじゃあそれに対して半沢が背中でガッツポーズを返してくれたのもアドリブだったってこと?中の人達が天使すぎない??

また、今回色々視聴者からの質問に答えてくれたわけですが、一番訊きたかった「渡真利は自分の仕事は大丈夫なのか」という質問が採用されていてありがたかったです。ミッチーさんの「都市伝説では、僕は半沢にしか見えてないフェアリーらしい」といった旨の発言がめちゃくちゃツボりました。その通り、うちのタイムラインはいつもその話題で持ちきりだよミッチーさん!笑 というか情報源はやはりTwitterなのでしょうか。ご本人自らエゴサしてるとは考えにくいので、スタッフが事前に教えてくれてたのかな。いやあ、「それ本人が言ってくれるんだ〜!」という感覚が楽しくて、この辺笑いっぱなしでした。この後のお助けとまりんまとめVTRで、他の人にも「フェアリー」って言われてたので、これでとまりんは公式にフェアリーとなりました。

そして、更にずっと気になっていた結婚指輪にもようやく言及してくれました。曰く、お偉いさんのご令嬢がお相手説。なるほどー!これでとまりんが無傷で居られる理由も納得です。フェアリー説に気を取られすぎていた我々にとっては、盲点でした。

そして黒崎ちゃん関連の話の時、ミッチーさん生き生きしてたなあ。今期からの突然の直樹呼びについての話題に対して「ずるい!」とか言っててジェラってるの可愛い。とまりんとしてなのか、ミッチーさんとしてなのか…笑 どさくさに紛れて「みんな直樹のこと大好きなんだね」としれっと直樹呼びしてたのがお茶目でした。あと、愛之助さんが男の勲章×2を握る話をしてる時に、ミッチーさんがものすごいお顔してたのが印象的です。やっぱり男子は想像するだけでヒャンってなっちゃうんだろうなあ。コントでは未遂で済んで良かったね。

そして、他のキャラになれるとしたら?の質問に「黒崎」と即答するミッチーさん。確か1期の時も羨ましがってましたもんね。でも確かに楽しそうだし似合いそう!笑

そうして楽しい時間はあっという間に過ぎ、質問にもほとんど答えられないままエンディングに。普通に2時間は欲しいやつでしたね。最後に、せっかくのミッチーさんのお手振りが提供バックで、しかも某車会社のロゴの後ろにマルっと隠れてしまったのが残念通り越して無念でした。これはますます特典として収録していただかねば…!

 

よし、以上DEATH。この大変な状況での撮影なので、遅れる分には全然構わないので、どうかこれからも焦らずじっくり丁寧に撮影してほしいところ。予告で映った倉庫が七つの会議っぽかったな〜!とときめきつつ終わります。来週がますます楽しみ!では、また。

 

MIU404について。

最終回をリアタイし、数時間経った今もまだドキドキしている次第です。なんというか、アンナチュラルの時もなかなかの衝撃を受けたのですが、今回も凄いものに立ち会ってしまったような…!

 

以下、どこか浮遊感を覚え続けている中でフガフガ感想を綴りますが、当然のようにネタバレを含みますので、まだ見ていない方は今すぐ帰ってください!!まっさらな気持ちで観てほしすぎてつい声を荒らげてしまうレベル。念のため、これは紹介記事ではなく、燃え&萌えポイントを叫ぶだけの記事ですので、全話視聴済みの人でないと読み解けないと思います。語彙的な意味で。

 

 

正直、1話時点では、ここまで夢中になるとは思いませんでした。もちろん、話はめちゃくちゃ面白いんです。でも、確かあの頃はまだ「次回も楽しみだなー!やっぱ野木さん(脚本)最高だなー!」ぐらいの、いたってまともなテンションでした。いつからだったかな、「うおおおおお次回はまだかーーー!!!来週はいつだーーー!!!!(?)」と毎週発狂するようになったのは。

あれかな、多分3話か4話。志摩が人生の「スイッチ」の話をした辺り。これまで杓子定規の擬人化みたいに生真面目だった九重くんが、ポロッと方言を溢した辺り。この辺から、4機捜の中で確かな絆が芽生え始めたのだと思われます。というか、単に私の中で4機捜全員を深く愛せるようになったタイミングがここなのかも。とにかく、ただでさえ面白い脚本に、愛おしいキャラクター達が乗っかるわけだから、そりゃあ狂いますよ。

志摩の疑り深さ、伊吹の愚直さ、陣馬さんの熱苦しさ、九重くんの生真面目さ…えらいもので、最初は短所に見えていた性格が、話が進むにつれて頼もしいほどの長所に見えてくるんですよね。と書いてて気付きましたが、桔梗さんは特に短所がなかったような気がする。さすが隊長。ラストスピーチもカッコよすぎたしなあ…しゅき…

 

ストーリーもね…ほんと良いんですよ…巧みな展開で感情を揺さぶられ、痺れるセリフで価値観を揺さぶられ、丁寧な伏線回収で脳味噌を揺さぶられ、最終的に「すげー!」botにされる訳ですよ。しかも毎話。なんだ唯の天才か。知ってた。

基本的に、どの話も女性や子ども、外国人労働者など、社会的弱者に寄り添った内容になっているのも良い。あとは、SNSの恐ろしい使い方や、裏どりなしでの情報拡散が生む悲劇も、強めのメッセージとして盛り込まれていました。こういった酷すぎる実情に憤ったり、失望させられたりしつつ、最後に希望という救いをくれる。そのカタルシスが溜まりません。

 

またキャラの話に戻ります。あんなに凸凹で反発しかしてなかった404&401コンビが、最終的にそれぞれベストパートナーになってるのエモすぎませんか。

最終回にて、志摩と伊吹は、船内でドラッグに侵されバッドトリップして、最悪の夢を見るわけですが、それぞれ夢の中でも自己犠牲を厭わず相棒を助けることしか考えてなかったのがもう泣ける。

この窮地を救ったのが、陣馬さんと九重くん。重体でなかなか目覚めない陣馬さんに、最初はいつもどおり敬語で語りかけていた九重くん、いつの間にか心細げなタメ口になり、方言になり…いやあ、泣くに泣いたね。そこで目覚めた陣馬さんが軽口を叩くのも頼もしカッコいい〜泣いた〜わーんもうダメだ〜!(感極まって語彙が尽きた)。

そうして九重くんが志摩と伊吹にくれた喜びの一報が、「スイッチ」となるわけです。バイブ機能により、落っこちたスマホの音で、先に悪夢から覚めた伊吹が、志摩を起こし、2人で無事船から脱出するわけです。かつて成川少年という小さな球を取りこぼし悔いていた九重くんが、偶然とはいえ、今回正しく導く方向の「スイッチ」を押してくれたわけです。また伊吹は3話の時と同じく、寝起きでもちゃんと「球」をキャッチしてくれるわけです。胸熱すぎて全然エンディングまだなのに既にスタンディングオベーション状態です。

 

ラスボスである久住は、最後まで掴みどころのないキャラクターでしたが、そこが凄く良かった。自らにゴミを意味する偽名ばかり使う所も、「自分以外はみんな死ねば良い」とあっけらかんと言い放つ様子も、スラスラと淀みなく泉のごとく湧いてくる屁理屈も、底知れない不気味さがあります。人間の悪意を具現化したものが、たまたま人間の形をしている感じ。

結局、自ら撒いたドラッグに首を絞められる形になったのは痛快でしたね。まさに因果応報。全ての犯罪者にはこうあってほしいです。これまで他人を人形呼ばわりして見下していた久住でしたが、抵抗を諦めてなすがままになったその姿はまさに人形で、菅田将暉氏すげえとなりました(語彙の突然死)。生い立ちや動機を一切語らず、「俺はお前達の物語にはならない」と貝になったのもゾクッときた。野木さんの、サイコパスの事情なんざ知ったこっちゃないという姿勢が、世の理不尽な犯人への毅然とした抵抗に思えて、クールでした。

そして、ずっと2019年の世界を描いていたこのドラマが、最後に2020年の夏に追いつきます。新型コロナウイルスによる「スイッチ」で、オリンピックが行われなかった、我々と同じ世界線。そうして最後の最後に表示されたサブタイトルは「ゼロ」。奇しくも国立競技場の屋根と同じ形をしたそれは、またゼロから始めていこう、という我々視聴者への力強いエールでした。ねえこれ凄くない???こんな壮大なラスト見せられたら、そりゃあ狂いますよ。冒頭でも述べましたが、凄いものに立ち会ってしまった。まだ興奮してますもん。

なんかね、私もずっと思ってたんです。今の世の中が、パラレルワールドみたいだなって。これまで当たり前だった日常が、急に全部遠いものになってしまって。窮屈な違和感のほうが、いつの間にか当たり前になってきていて。そんなモヤモヤをピタリと代弁してくれたような、気持ちの良いラストでした。最高。

 

 

よし、以上です。や、ほんとは全然語りきれてないんですが、多分これキリない。濃すぎてキリない。

最後に、Twitterで見かけた話を。最終回当日の日中に行われていたワイドショーでの番宣ラッシュ。そこで志摩と伊吹が着ていた服が、劇中2020年の車内に居た2人のそれと同じだったことに胸を熱くしつつ終わります。これまで前作のアンナチュラルの世界とも何度かクロスオーバーを見せてくれていたのも最高だったのですが、何その現実とのクロスオーバー!超最高!では、また。