うぐいすハーモニカ

日記というより備忘録。何を書いても結局ミッチーこと及川光博氏の話をしてしまう系ベイベー。らぶ。

アンジャッシュについて

唐突ですが、急にアンジャッシュについて語りたくなったので更新した次第です。そろそろ一周回って若い子ちゃんの中には彼らのネタを知らない人も居るのでは…?や、そんなことはないか。今でもテレビで時々はネタやってるか。時々は。

さて、私が彼らを知ったのは、高校生の頃。エンタの神様というネタ見せ番組がきっかけ。初めて見たネタはキュータくんだった。渡部氏が子どもたちの前で消防庁のマスコットキャラクター・キュータくんの人形と会話形式で防災講座を行うネタ。児嶋氏が裏でキュータくんのセリフが予め吹き込んであるサンプラを操作するのだけれど、操作ミスの連続で会話は無茶苦茶に…なってるのに上手い具合に意味は通ってしまうので、ぶっ飛んでたり不謹慎だったりするやり取りが発生する、という流れ。ピーポくんの亜種。他にも電車のマナー講座という設定でトレインくんなんてのも居たな。このように無限に応用が効く、テンプレネタ。

私にとっては衝撃的だった。お笑いといえば漫才、漫才といえば関西、関西といえば最初からばかすかボケてくスタイル、ぐらいの感覚でいたので、まず最初のほうに殆どボケが無いことに驚く。そりゃ設定や状況の説明になるから自然とそうなるんだけど、何せ初だから。

最初はキュータくんとのやり取りも噛み合っていて。しかし、いざ会話の崩壊が始まると面白いのなんの。なんというか、アナウンサーがニュースを読むときにとんでもない言い間違いをしたような、ギャップのある笑い。例えば、「注意」\一秒/「怪我」\一生/というやり取りは上手くいったのに、「地震が来たよ、机の下に潜って!いつまで居ればいいかな?」\一生/という奇跡のミスが発生する。キミみたいな可愛いぬいぐるみがそんなん言う?!的に可笑しさは加速。子どもたちへのフォローに必死な渡部氏と、裏で全力で謝ってる児嶋氏も面白い。そんなこんなであっという間にネタが終わり、私は一発でアンジャッシュの虜になっていましたとさ。

昔から言葉遊びは大好きで、子どもの頃に口伝えで流行った「言葉を知らないAくん」なんか、何度も何度も諳んじてたなあ。

…ん?これ全国区かな…?w

念のため説明すると、言葉を知らないAくんが街に繰り出し、人々の日常会話を断片的に学び(意味は分かってない)、最終的に殺人現場に遭遇し、これまで覚えた言葉を順番に使ってみた結果、完全に犯人の供述になってしまい逮捕エンドという、あらすじだけ書くとうっすらホラーみのある話。あれれー?子どもの頃は爆笑だったのになあ。えっこわ!

会話の流れに関係なく繰り出される言葉が、たまたま別の意味を持ち成り立っていく、まさにアンジャッシュ的な小話だったんだなあと今思えば。もしかして調べたら元ネタは落語だったり誰かのコントだったりするのかもしれないけど、その辺はまたの機会に。にっげろー!(cv:ピーポくん)

置いといて。あの頃はとにかく動画を観あさったり、コンビの情報を調べまくったりとネサフに夢中だったな。過去のソフト化されていない単独ライブの存在を知って歯軋りしたり、「ゲバルト一族」なる豪華ユニット(海砂利水魚(現くりぃむしちゅー)・アンジャッシュアンタッチャブル)によるコントライブのレポを見つけて大興奮したり。生まれて初めて「時間を巻き戻したい」と心の底から思ったのもこの時だと思うw

大学に進んでもその熱は冷めず、卒論のテーマとして選んだ「くりかえし言葉の機能」の材料としてアンジャッシュ冠番組トーク部分を使ったぐらいハマってた。分析より書き起こしが楽しくてたまらなかったなあ。トークでは基本児嶋氏がツッコミで渡部氏がボケなんだけど、児嶋氏がたまに繰り出す「ほんとだ、そういえば!」という鋭いツッコミと、渡部氏がたまに繰り出す「うわー正論すぎて反撃できないー悪い奴ーw」という理詰め追い詰めターンが大好き。

ちなみに、もしアンジャッシュを知った年にミッチーさんの存在も知ってたら…2004年あたりだから男盛りとかキューティーハニーぐらい?多分当時の私ならハマってはないだろうなあ。やっぱりタイミングって大事だよね。出会うべくして出会ってるんだよねきっとね。あと4年待っててね、当時の私。

最後に。今はネタをやらなくてもそれぞれ個性を買ってもらえてそれぞれ仕事があって…児嶋氏は麻雀得意だから昔からそういう仕事もあったけど、かつて「趣味:遊園地巡り」としか書けなかったり、無理やりジャグリングを特技にすべく特訓したり試行錯誤していた渡部氏を思うと、なんだか感無量。心理学を勉強したり、夜景検定の資格を取ったり、食べ歩きブログを始めたり。正直最初は興味ねえーと思ってしまったけれどw、今やグルメは彼の代名詞だし。ちゃんと努力が報われてよかったあああ…!

よし、語りすぎてるので以上です。はー懐かしい楽しい。では、また。