うぐいすハーモニカ

日記というより備忘録。何を書いても結局ミッチーこと及川光博氏の話をしてしまう系ベイベー。らぶ。

半沢直樹(2020)3話について。

あっごめんなさい、いきなりタイトルと違うことが言いたくなってきた次第です。僕の悪い癖。ほんとごめんなさい一瞬だけ。

直前の枠にやっていた番組の話なんですが、バカリズム氏のネタに感動しまして。主にセリフ。巧過ぎる…!!何が巧いって、コントに限らずドラマでもよくあるじゃないですか、電話の相手を映さずに、1人のセリフだけで説明するみたいなやつ。不自然な復唱や説明くささが滲んでしまうと途端に萎えるやつ。この違和感が皆無でしたバカリズム氏。凄いよ、サイレントのはずの相手のセリフが、ちゃんと聞こえたもん。好き。

以上、いきなりの脱線失礼いたしました。以下、タイトル通りの内容になりますので、ネタバレ注意です。

 

今週の渡真利忍くんは、シーンにして全3回の登場です。ファーストとまりんは、智美ちゃんのお店。2話で親睦会(仮)を行った時と同じ席です。もしや?と思い2話の当該シーンを見返してみたら、毎回着替えるとまりんにしては珍しく、スーツもシャツもネクタイも同じでした。もしかしたら同じ撮影日だったのかも?と思いきや半沢はネクタイ違うし女将さんはお着物が違ったので、たまたま被っただけなのかな。分かんない。(1期のとまりん風)

置いといて。いやあ、株のことを語るとまりんは頼もしいですね。まるでおおぶねに乗ったような…と無理やり中の人のCMに絡めてみます。大阪では放送されてないけど泣。

半沢が、フォックスの経営状況報告書を誰から入手したのか、気が気でないとまりん自分が役に立ちたかったんだろうなあ、健気だなあ。差し込まれた回想シーンに映る、まあるい頭の後ろ姿は、1期にも出てきた「(現在)名前を言って(もいいけどあんまり堂々と)はいけないあの人」だということでしょう。検討はついてるとまりん、サイレントで「あぶ」とその名を口にします。その気遣い(ダブルミーニング)、めっちゃ素敵。あとその時のぷんすこしたお顔も素敵。

俺でも手に入れられたのに、と頼ってくれなかったことを怒るとまりんに、「バレたらお前の首が飛ぶ」と静かに答える半沢。あぶは良いのか。

トドメの「親友のお前にそんなこと頼めるか」にハートを撃ち抜かれたとまりん、ふにゃっと嬉しそうに笑みを浮かべ「半沢くぅん☺️」とデレデレ。この親友ちょろい。そういえば何かで読んだのですが、人に尽くすと、尽くした人が尽くされた人をより好きになる傾向にあるとか。逆じゃないあたり闇が深いですね(?)。まさに今のとまりん状態じゃないすか。心理学用語にその名を刻んでしまいたい。

そこへ、女将さんがお刺身の皿を持ってやってきます。いきなり半沢に礼を述べる女将さん。そんな彼女を、頭上にクエスチョンマークをハッキリ浮かべながら、半沢とキョロキョロ見比べるとまりん。凄いよね、この人漫画だよね。オートスマイルが、思わずムムッ?となる一瞬の表情がぎゃんかわです。

どうやら何らかの御礼を贈ったのだと分かり、ニコニコと両手を出して「俺の分は?」と天使の笑顔で訊くとまりんかっっっわ。もう孫じゃん。私なら脊髄反射でお年玉あげちゃう。

しかしそこは鬼の半沢、「何でお前なんかに」と秒で切り捨てます。普通に人でなし。再びムムッと眉根を寄せ「半沢くぅん😠」とぶーたれるとまりんさっきからリアクション天使か。

でも思うに、これは半沢の壮大なフリですね。あっちなみに今妄想の話をしていますよ私は。なんというか、本当に無いなら「すまん、無い」とか「また今度な」とかそういう台詞になるような気がするんですよね。それを普段から死ぬほど世話になってる同期にわざわざ「お前なんか」という強めの言葉まで使って否定する必要あります?こんなの、照れ隠しで本当はこっそり用意してる(あるいは用意しようと今決意した)か、単に気心許しすぎてクッソ無礼になってるかのどっちかですよ。でもごめん渡真利さん、書いてる内に普通に後者な気もしてきました。や、ここは前者であることを信じ、ぶちぶち零しながら酒を煽るとまりんを背に、半沢がトイレに立つフリをして2人分のお会計をしてくれている未来を妄想することにします。帰りに気づいたとまりんが「半沢くぅん…!!🥺」となったところでOP。何のドラマや。

 

続いてのシーンは、聞き取り調査を受けるとまりん。サイレントかつ10秒足らずの短いシーンですが、厳しい追及をへらりと躱す姿がカッコイイ。あとやはり姿勢が良いですね。台詞が気になりますが、さすがに一瞬すぎて唇が読めない…ねえメイキングでくれない…?(替え歌)

 

ラストは、電話出演。行内をせかせかと歩きながら、スパイラルへの追加融資情報を息をするように横流しするとまりん。どうでもいいですが、とまりんの口から「ガチンコ」という言葉が出てきて一瞬「おっ」となりましたが、理由は黙秘します。(なら書くなよと)

ところでこのシーンのとまりん、いつも以上にお肌が白い。なんならピンク入ってる。いや〜どんな時も美人さんですよね彼。そんな天使の見た目に似合わず、珍しく自席に手を強めに置くことで悔しさを露わにするとまりん。そのギャップが良きです。まあ強めと言っても個人内評価であって、そこまでうるさくも激しくもなく、あくまで紳士な印象。多分いつもの指パッチンの方がうるさい。

ところで、電話の時にいちいち「半沢」と名を呼ぶのは、もしや行内のみんなへのアピールなんだったりして。「この人すげーヤバめの情報垂れ流してない…?!あっなんだ半沢さんにか😌」的な…いやまあダメなんだけれども…笑 少なくとも自分の利益のために外部に漏らしてるわけじゃないよって分かるので部下も安心的な…?まあアレですね、とまりんは例によって不思議な力で所により一時姿を消せるので問題ないんでしょうね。頼もしい妖精さんだこと。

 

全体としては、黒崎ちゃん祭りで楽しかったです。謎の直樹呼びに気もそぞろでした。半沢が、黒崎が理由もなく嫌いな銀行に関わるはずがない…何故ここへ来たんだ…と理由を思案している時「ただ直樹に会いたかったんだよ気付けよ…」と思ってしまったのは私だけではないと思います。

あと、本当はそうなんじゃないかな、と思いつつもずっとハラハラしていたのですが、今回ようやく伊佐山が大和田を裏切ったんじゃないと分かって、とても安心しました。よかった、可哀想な大和田は居ないんだ…といつの間にか大和田大好きっ子になってしまっているのが我ながら不思議です。1期の時はあんなに憎たらしかったのになあ。何にせよ、好きなキャラが増えると観る楽しみも増えるので良いですね。

 

よし、以上です。来週も拡大スペシャルということで、ワクワクしています。どうやら視聴率も上々なようですし、製作陣の苦労が報われて本当に良かったです。予告のとまりんが、名の通り忍んでいる感じだったので、益々の活躍を期待しつつ終わります。では、また。