うぐいすハーモニカ

日記というより備忘録。何を書いても結局ミッチーこと及川光博氏の話をしてしまう系ベイベー。らぶ。

半沢直樹(2020)4話について。

今週も怒涛の展開と名(&迷)言のオンパレードで、終始ハラハラドキドキ笑いっぱなしだった次第です。

いやあ…いつも思うけど、この激情のジェットコースターに乗りながら普通に実況ツイートできる方々が本当に凄い…!己の、マルチタスクの向いてなさにしょんぼりしつつ、例によって渡真利忍くんにしかピントの合ってない感想を綴っていきます。以下ネタバレ注意です。

 

今週はとまりんの出番が多くて嬉しい限りです。最初は、なんとまさかのセントラル証券の会議室から。しかも苅田も一緒です。

「いやいや遅くなってごめん」と右手にファイル、左手に牛丼2人前を携え、実に7年越しの牛丼天使降臨という、渡真利ファンには嬉し過ぎるサプライズ。尊い。ちなみに、とまりんが運んできてくれた牛丼は、半沢と苅田が美味しくいただきました。いいなあ。でも苅田はみんなと同じ量じゃ足りないんじゃないかな。

そういえば、森山くんは右手にペットボトルのお茶4本、左手に牛丼2人前でした。重そう。流石にとまりんがドア開けてくれたもんね。いや半沢か苅田が開けろし。2人揃ってオフィスの方眺めてたけど、とまりんと森山が帰ってきたのは見えなかったのかな。まあドア開くまで目線も動かなかったから、死角だったのねきっとね。そこまで鬼じゃあるめえ。

脱線が止まりませんが、森山くんと買い出しに行った時、どんな会話してたんだろう。ずっとビバ半沢!すごいよ直樹くん!みたいな武勇伝を語り続けてたのかもなあの人。もしそうやったらごめんな森山くん、この綺麗なオジサン、半沢のこと病的に好きやねん。

買い出しミッションを終えるや否や、突然半沢ピンチクイズを繰り出す牛丼天使。深刻になりすぎないようクイズ形式にお送りしてくれたのかな。正解は出向でした。「ピンポォン!」と真顔でヤケクソ気味にコールするとまりんが良き。半沢に行き先を訊かれ「そこまでは」と珍しく塩対応を見せるとまりんも良き笑

出向の後押しをした伊佐山への苛立ちを、身振り手振りで熱く語るとまりんが可愛い。ここ、話を聞きながら牛丼を袋から出し、苅田と自分に配る半沢に対して、袋を机に置いたっきり何もしない森山の対比が興味深い。気配りというより、こんな時でもしっかり食べることに前向きなオジサン達が、頼もしく見える気がします。

あと「ぐずぐずしてると政府が絡んでくるかもしれない」というそこそこショッキングな情報を話すとまりんのしかめっ面がどちゃくそイケメン。ってかここのアングルの作画(?)がめっちゃ好み〜!唇の発色の良さな〜!そして「その記者は〜って言ってた」と聞いてきたように言ってたけれど、知り合いなのかな。それとも「この新聞にそう書いてあったんだけど」をカッコ良く言い換えてるだけかな。どっちみち真似しよう。

そして、ここでいつの間にかとまりんの前に牛丼がちゃんと置かれていることが発覚。森山くんの分は袋の中だったので、多分森山くんが気を遣ってとまりんの分だけ出してくれたのかも。決して「も〜全然出してくれないじゃんっお腹減ったー!> <」と痺れを切らしたとまりんが自分のだけ出したわけではないはず。まあ蓋も開いてなかったしお箸も開封前だったから、前者でしょうきっと…!ついでにお茶も配ろうか森山くん。君以外は手が届かない位置なんだよそこ…笑(後日追記:フォロワーさんから教えてもらいましたが、とまりんの牛丼は、画面の隅っこで森山くんが出してくれてたみたいです!尚更お茶も出して!笑)

 

しかし半沢にはまだ手があるとのこと。「銀行か」と思い当たったとまりんに半沢から「ピンポォン!」とコール返し。仲良いなあ。分かりやすく口角が上がるとまりんがやっぱり可愛い。

東京中央銀行の象徴である社章を、人差し指でトントン示しながら説明する半沢。これ、とまりんの社章をだからね。人差し指で。トントン。仲良いなあ(2回目)。でもちょっと嫌だったのか、半沢の指が退き次第、何か思案しながらもすぐ社章に手をやるとまりんじゃあセクハラですね(?)。

 

ネクスとまりんは、今年のお正月SPで利用していた、シックな雰囲気のバー。今回も半沢と2人飲み。場所は全く一緒だけれど、席だけ左右入れ替わった形です。足を組み肘をつき、斜めに座るとまりん。足を開き肘掛にしっかり腕を置き、真っ直ぐに座る半沢。お互いキャラがしっかり出てる感じで良いですね。

諸田に、伊佐山宛の「電脳やばいよ」メモを渡したにも関わらず、伊佐山からなんのアクションも無い、という半沢の報告を受け、「どうなってんだ。アホか伊佐山は」と嘲笑混じりに返すとまりんあ〜「アホか」ってめっちゃ萌える〜大阪出張の影響かな〜!(末期)

大和田の、ここ最近の奇妙に順調な出世情報を伝えるとまりん。それを聞き、考えを巡らせフリーズする半沢に、目をパチクリさせてから「半沢くん?」って話しかけるとまりんも可愛いし、間髪入れずその呼びかけに応えてくれる半沢も可愛い。

あと、この2人は本当にバランスが良い…!表情がくるくる移り変わるとまりんと、うっすら笑みすら称えた表情を崩さない半沢…なんかもうずっと見てられますね。そしてちゃっかり大和田と三笠の動向を探るようとまりんに依頼する半沢。ねえ日々の業務の合間にそれやれってそこそこ無茶振りじゃない?そろそろとまりんに依頼料払うべきじゃないかな半沢くん。や、きっとここのバーは半沢が払うんだ、そうに違いない…

 

3度目のとまりんは、智美ちゃんのお店。カウンターにて、半沢&森山くんに、大和田と伊佐山のホットな情報をもりもり提供してくれます。なんか最近思うんですが、こうやってヤバめの情報をオープンな場所で話すのは、現実ではアウトですが、このドラマにおいては分かりやすい「正義」の象徴なのかもしれないなと。大体悪い奴らは料亭の個室で飲んでるし。というわけで、物語上の記号に対していちいちツッコむのも野暮な気がしてきました笑

そして、とまりんはいつ仕事してるんだと思っていましたが、実はちょこちょこ部下にスパイを手伝ってもらってたんですね。しかも電話してくれてる部下の感じがイヤイヤじゃなくて普通に一生懸命なのが良い。きっととまりん自身が良い上司なんだろうな。

そして、現場に駆けつけたとまりんは、大和田に呼び出された伊佐山が会議室に入っていく現場を目撃。バレぬようドアをそっと開け、隙間からそのやり取りを盗み見します。どうでもいいけど、この大和田と伊佐山の熱の入ったやり取りを伝える際、とまりんはモノマネを入れつつ完全再現したんでしょうか。それとも淡々と語るとまりんの話を聞きながら半沢がイメージを膨らませた映像なんでしょうか。まあ後者かな、前者だとうるさすぎるし面白すぎる笑

凄絶な大和田イジメのあと、こちらに向かってくる伊佐山を確認し、即座に「はわわ」という漫画のような焦り顔でドアを閉め、漫画のようにメガネを押さえながら退散するとまりん

ここで、ドアの前に立つ伊佐山の後ろ姿を、大和田が絶叫混じりに呼び止めます。ドアの向こうのとまりんにも聞こえただろうし、もしかしたら奇しくも逃げる時間を稼いでくれた大和田に「ナイス!」とすら思ったかもしれません。

足を止めた伊佐山は、しかし身体はドアの方を向けたまま、横顔で「土下座野郎」と吐き捨てます。これもドアの近くだったし、そこそこの声量だったので、このザル会議室なら去りゆくとまりんにも聞こえてたのかもしれない。っていうか仮に聞こえてなかったなら、とまりんか半沢が勝手に妄想の中で言わせてることになるので面白すぎますね。

と言いつつ、最後大和田が床に崩れ落ち、屈辱に震えるところは多分誰も見てないはずなんで、とまりんか半沢の妄想確定かもしれない。

以上、長々と野暮なツッコミ失礼しました笑 いっぱい喋って喉が渇いたのか、この回想シーンの後すぐに日本酒をあおるとまりんが愛おしい。呑みなさい呑みなさい。

スパイラル相手にここまで手こずることは、大和田には予測出来なかったのでは、と疑問を口にする森山くんに、「敵にはこの方が居ますから」と戯けた口調で半沢を示すとまりん。指を差すんじゃなくて手のひらで示すのが素敵。口調に反して顔は割と真剣なのも良き。

身勝手な銀行の人間の話を聞くうちに、怒りを露わにする森山くん。苅田よりボリュームは抑えめです。即座に「まあまあ、怒るのは分かるけどここは冷静に」とスマートに諫めるとまりんかっこええ。

イムリミットが迫る中、半沢に「やるのか?」と聞くとまりん。肯定の返事を受けるや否や、「分かった」とスマホを持って席を立ち、間もなく戻ってきて、大和田の現在地をサクッと教えてくれます。殆ど説明の無い中、シンクロレベルで意思疎通出来ているという相棒感が溜まりません。

俺も行こうか、というとまりんの申し出を断る半沢。やはり極力巻き込まないようにしてくれてるんだろうな。森山くんには「お前は来い」と声を掛けますが、これは彼に仕事の流儀を伝える為なのでもちろん現場には連れて行きません。侍だよ半沢…義理堅いよ半沢…カッコいいよ半沢…!だから去り際に言った「ごちそうさま」はあくまでお店の人に対してであって決して店に残していくとまりんに支払いをなすり付けたわけじゃないと信じてるよ半沢…!!

 

結局大和田を説得し、利害の一致で味方につけた半沢は、弱きを助け悪しきをくじく形で全てに貢献し、無事銀行に戻れることとなりました。いやあ、いい最終回だった(まだまだ続くよ)。

そして、そんな中の本日ラストとまりんは、再び智美ちゃんのお店。今度は、いつもの4人席です。とまりん苅田、向かいに半沢と、新しい部下の田島くんというメンバーです。ところでこの席で飲む時はとまりんは必ずこのスーツとシャツとネクタイなんですが正装なんでしょうか。やはり同日撮影説が濃厚…?でも相変わらず智美ちゃんのお着物は違うのよね…じゃあ正装説に軍配かな…

話の流れで、またヒートアップしそうになる苅田を、指を振りながら「シッシッシッ」と華麗に諫めるとまりんもはや猛獣使い。完全に扱い慣れています。

田島くんが内閣支持率の低下を口にした時、「それそれそれ!」と指パッチンするとまりんいや君もそれそれそれ!!(うるさいぞの意)まあ圧倒的なカッコ良さの前に全ては許されます。

それとはどれか。セントラル証券の会議室で話していた、記者が言ってたという内閣支持率アップ作戦の話。半沢に、結局電脳じゃなかったけどな、と指摘され、ヘラヘラと謝るとまりん。まあ圧倒的な可愛さの前に全ては許されます。

その作戦が内閣のサプライズ人事らしい、と語るとまりんに、東京中央銀行と関係あるのか訊く苅田。その返しが「いやいや分からんけども」。

えーーー??「分からんけども」ーーー???(萌え転がってる)

いや何その口調!何その口調!!古風というか方言っぽいというか、こういう喋り方めっちゃツボなんです。リアタイ時、夫の前でこの不意打ちに耐え、のたうち回らなかった自分を褒めてやりたい。

ちなみに、とまりんのラストカットは、半沢の回答に対して、真剣な顔で「ピンポォン!」の代わりに再び指パッチンしたところ。その後場面が変わって夜景が映るのですが、とまりんったら、さながら夜の魔法使いですね(?)。

 

いやあ、今週は第1章の締め回だったので、あらゆる問題が最適の形で解決してスッキリしました。大和田は、結局伊佐山に裏切られていたんですね。私は悲しい。とまりんが会議室で覗いていた例のシーンは、凄く胸が苦しかったです。

地下駐車場のシーンは見所満載でしたね。半沢の申し出を「死んでも嫌だね!!」と小学生ばりの語彙で突っぱねる大和田。行かせまいと立ちはだかって止めた車にクラクションを鳴らされ「うるせー!!!!」と絶叫する半沢。いやお前…よりはうるさい。(byぺこぱ松陰寺氏)

高速バックで戻ってきて、漫画のような空元気で近づいてくる大和田、半沢に一喝されてジロジロウロウロと子犬のようになり、直後めっちゃ吠える大和田…もう全てが最高です、何回でもリピりたい!笑

そして、運命の会議にて、ギャグ漫画日和みたいな表情で爪を噛む大和田も、半沢の発言にいちいち通販番組のサクラみたいなリアクションをしてくる大和田も、みるみる元気になっていく大和田も面白愛おしかったです。

極め付けが、大和田の問い掛けをスルーする形でスマホに気を取られていた半沢に「この会議以上に重要なことがあるか!!」とキレ散らかすシーン。「あります。」と真顔で返され、スンッ…と大人しくなる大和田が最の高でした。

 

よし、以上です。来週からは新章突入ということで、よりスケールアップした話になることでしょう。予告編にて確認したとまりんにワクワクしつつ、多分出番は少なめだろうな、と覚悟しつつ、終わります。では、また。