うぐいすハーモニカ

日記というより備忘録。何を書いても結局ミッチーこと及川光博氏の話をしてしまう系ベイベー。らぶ。

半沢直樹(2020)8話の渡真利忍について。

もし番組のちゃんとした感想を求められて来た方がいらっしゃったら申し訳ないので、残り3話にしてブログタイトルを改めた次第です。基本的には渡真利忍こととまりんのことしか語ってませんので…!

さて、先週の粋な計らい(【生放送】半沢直樹の恩返しについて。 - うぐいすハーモニカ)のおかげで、2週間待たされたという感覚ゼロで臨めたことに感動しつつ、さっそく感想を綴っていきます。以下、内容に触れていくのでネタバレ注意です。

 

今週のとまりんの出番は、全部で6箇所。シーンのひとつひとつは短めですが、色んな場面のとまりんが楽しめたので贅沢な回でした。とまりんのバイキングや〜!

 

 

  1. 智美ちゃんのお店

    ファーストとまりんは、いつもの4人席で、半沢と2人向かい合って座り、箕部幹事長について話しています。苅田も一緒のようですが、席にはいません。まだビールとお通ししか来てなさそうなので、来店して乾杯してすぐトイレに行ったのかもしれません。

    いつものように2人の話に聞き耳を立てていた智美ちゃんに、恐らくトイレから戻ってきたであろう苅田がそのまま話しかけ、(偶然)阻止します。ナイス苅田

    智美ちゃんが元銀行員であり中野渡頭取の部下であることは、前回花ちゃんから聞いて知っている半沢。そんな彼女を見つめて気を逸らしていたせいで、とまりんのお話をちょっぴりスルーしてしまっていた様子。おかげで「ちょちょ、半沢くんどうした??」という低音囁きイケボに似合わぬ可愛すぎるセリフを聞くことができました。ナイス半沢。

    2人の会話は、しかし苅田の悲しげな声で一時中断されます。「なに、どうした苅田」と保護者モードのとまりんやー、この言い方めっちゃ萌えます先生みたい。再びナイス苅田

  2. 東京中央銀行のカフェスペース

    お次は、コーヒー片手に、半沢に紀本常務の続投について報告するとまりん。紀本は何故か、頭取が箕部に圧力をかけられているという情報を知っている…それは彼と政府との繋がりを決定づけるもので、話しながらそこに気づき「あっ」とあんぐり半沢の方を見やるとまりんが可愛い。

    そして半沢が「ずっと考えていた、」と言い終わるやいなや、キリッとコーヒーを含むとまりんキッカケ台詞なのかな可愛い(勝手な憶測です)。カップに口をつける時&口を離す時のとんがった唇も可愛い。そして唇についたコーヒーを味わうように、巻き込むような動きしたのも可愛い。ごめんもう全部可愛い。

     

  3. おしゃれカフェ

    3つ目は、予告編にあったカフェでのシーン。7話と同様に10秒程度のナレーションバック&ストローを咥えてるシーンはカットでした。二度も切った!!親父にも切られたことないのに!!(?)  いや大丈夫、きっとディレクターズカット版には入ってるって信じてる。ってか信じてないとそろそろ挫けそうです。

    置いといて、半沢に元番記者を紹介してくれるとまりんが頼もしいですね(もしや4話の情報源もこの人…?)いつも姿勢が良いのに、珍しく猫背だなーと思ったら机の上にグーの両手をチョコンと乗せてらっしゃる。なーんだ、ただの猫ちゃんか。

    しかし、こちらとしては猫とまりんを見られてホクホクなのですが、物語的には収穫はなし。そうして2人で店を出てすぐ、黒崎ちゃんの部下が立ちはだかります。その時のキョトン&戸惑い顔が至高。片手で体の横に提げてた鞄を身体の正面に持っていくの、警戒心が滲み出てて超可愛いですね。ちなみに連行されたのは半沢のみ。よかった、また握られそうになるのかと思った。

     

  4. 智美ちゃんのお店(回想)

    4つ目は、先程のお店のシーンの続きです。ってねえ待って、半沢の回想だととまりんのセリフが「なに、どうした苅田(教師)」から「なに、苅田どうした?(パパ)」になってる!声色やっっっさし。何本か撮った中のテイクを2パターン使ってくれたってことですよね嬉しい。よし、ストローの件はちょっとだけ許します。

    置いといて。苅田が悲しげな声を上げたのは、森山の退院祝いにこのお店を予約してくれようとしていたのを、休業日であることを理由に断られてしまったから。そしてその日とは、智美ちゃんにとって重要な意味を持つ日なのでした。

     

  5. 牧野さんのお墓

    銀行員時代、牧野の秘書だった智美ちゃん。彼は10年前に汚職の罪を被って自ら命を絶っています。そしてその命日が、苅田が予約しようとしていた日。毎年お墓参りに行くために休業日にしていたようです。

    その事実を掴んだ半沢が、とまりんと共にお墓へと赴きます。ちょうど帰ろうとするところだった彼女の前に現れる2人。「智美ちゃん、」と手を振り「ごめんね、こんな所まで」と苦笑を浮かべてみせるとまりん声色やっっっさし(2回目)。いつもの紫寄りのシャツではなく、6話・7話にて着ていたダークなスーツと青いシャツに、紺色の柄違いのネクタイ姿。場違いな所に現れる際の正装なのでしょうか。無言で、しかし真っ直ぐな目で頭を下げる半沢との対比もいいですね。

     

  6. 智美ちゃんのお店(CLOSED)

誰も居ないお店のカウンター席に並んで座る3人。お酒ではなく、お茶が出されています。いつもと同じ場所なのに、雰囲気がガラリと違って、不思議な感じです。

智美ちゃんによって頭取と牧野の思い出話が語られ、そこから核心である10年前の話題に移り変わるであろう「でも」というセリフをキッカケに、とまりんの目が鋭くなるのがカッコいい。

その後は、慈しみの目で静かに耳を傾けていました。切なげな横顔に、こちらまで胸が苦しくなります。

そして、牧野の死後、ある銀行員の口座に多額のお金が振り込まれていたという噂を聞いたという智美ちゃん。「多額の金?」と怪訝そうに聞き返すとまりん顔が良い。

その人物が紀本であることを告げられ、途端に合点と侮蔑の入り混じった表情を浮かべるとまりんがSO COOLでした。ほんとこのシーンめちゃくちゃ顔が良い。ダブルミーニング

逸る気持ちを抑えつつ(身振り手振りにちょっと出てる可愛い)、努めて穏やかな口調で(紳士)、その証拠の在り処を聞き出そうとするとまりん。良さが詰まってました。

 

とまりんのシーンとしては以上です。

今回の話も、全体的に胸熱でした。宿敵同士、再び組むことになった半沢と大和田が、かなり遠いところから手を伸ばし合い、ジリジリ距離を詰めて一瞬だけ握手するシーンが小学生のようで愛おしかったです。なんやかんや息ぴったりなのが和む…笑

かつて敵だったタブレット野郎・福山も、大和田づてに味方になってくれました。あんなに憎たらしかったのに、協力してくれるとなるとめちゃくちゃ頼もしいし、ちょっと可愛くすら見えてきますね。

利害の一致のみで組んでいることを悟られまいとしたのか、仲良しアピールのために「相思相愛です」と半沢を隣に座らせようと手招きして見事にスルーされる大和田が愛おしい。どちらが犬なんだろうこれ。

そして、一番興奮したのが、紀本常務に寝返ると見せかけて寝返らない大和田!見直しました!完全に保身に走ったと思ってた!笑

最後に、黒崎ちゃん。半沢の挑発に敢えて乗って国に歯向かう形になったのが仇となり、検査官から退くことに。ああん、部下がみんな泣いてる〜!興奮するとすぐ握っちゃうけど、それ以外はきっと良い上司だったんでしょうね。切ない。そういえば大和田も黒崎ちゃんも半沢に面と向かって大嫌いと言ってましたが、これは文字通り受け取っていいやつなのか、激しめのツンデレーションなのか、どちらなんでしょう。なんというか、立場上は嫌いだけど実力は認めてるし、人としても嫌いじゃないってことなのかな。ニンゲン、ムズカシイ。

 

よし、以上です。去り際に特大ヒントをくれた、男気あふれる黒崎ちゃんに最敬礼しつつ終わります。次回予告のとまりんが、たいこ茶屋にて福山の隣で枝豆をニコニコもぐもぐしてたのが可愛すぎて気になるけれど、どうせカットですよね(人間不信)。では、また。