うぐいすハーモニカ

日記というより備忘録。何を書いても結局ミッチーこと及川光博氏の話をしてしまう系ベイベー。らぶ。

日曜劇場「ドラゴン桜2」第10話(最終回)・高原浩之の感想

しんみりとドラゴン桜ロスに襲われている次第です。長いようで短かったと感じるのは、内容が盛り沢山だったおかげかもしれませんね。

では早速、最終話の及川光博氏演ずる高原先生に照準を絞りがちの感想を綴っていきます。以下、本編にもモロに触れますのでネタバレ注意です。

 

おめでとう! きょうとう は りじちょう に しんかした!(♪ファンファーレ)

いやあ、絶対多数決あたりで誰かに阻止されると思ってたので、一瞬でも幸せ気分を味わえて良かったです。理事長になった瞬間に地球が滅ぶのが、彼にとってのハッピーエンドだったのかもしれませんね(サイコパスの発想)。

というわけで、10話での教頭の出番は、ざっくり分けると4シーン。9話にて既に最大の見せ場を設けてもらっている割に、多めに出してもらえていた印象です。ありがとうTBSさん…!

 

1.作戦会議

場所はいつもの理事長室…ではなく、坂本社長のオフィスの応接コーナー的な所。寂しい。桜木の元教え子コンビ米山くん&坂本が足を開いて座っている隣に、教頭はコンパクトに足を組んで腰掛けていてもう可愛いです。

途中で挟まる回想シーンは、9話の緊急理事会にて、チーム売却が退室するところ。教頭は自己解放後でまだ高揚感が残っているのか、ニマニマご機嫌です。寄りになるとスンッとしてたけど。

あれほど強気だったチーム売却ですが、実は地域住民の過半数の賛成が必要なのに、残り100票が足りていない状態でした。左手で頬杖をつき「100票か…」と無表情でため息交じりに呟く教頭が良過ぎて、こちらまでため息が漏れました。不満げな会長にチラリと目をやる動作も、気だるげで最高です。猫かぶり期には決して見せなかった表情の連続にドキドキ。

 

2.闇の作戦会議

IR開発会社の2人(常識人)を帰し、残ったヴィランズで闇会議続行です。帰った彼らが座っていたソファが空いた為、ゆったり一人で腰掛ける教頭。広いねよかったね。

反対派の住民を、現金で買収しようと提案する岸本弁護士。証拠無いし平気よ(フラグ)と居直る彼女に、怖い人だな~とおどけて見せる坂本。同じく、おどけた笑顔でサイレントヒャッハーする教頭がお茶目。この会話がばっちり録画されていることを思うと、マジで悲しきピエロです。

岸本に、来年には県議会議員になるお方だと持ち上げられ、制するような謙遜ジェスチャーを見せる教頭。得意げに「ま~あねえ♪」と返し、岸本のことも低い囁き声で褒め返します。内容に反して耳が幸せ。主に眉を動かし、表情筋自体はあまり使いすぎておらず、そのアンバランスさが余裕のある悪役を演出しているように感じました。さすがプロ…!

岸本が、反対派の住民達の個人情報を調査するよう坂本に指示を出している時、お~怖い怖い、と聞こえてきそうな表情で首を振っている教頭がやはりお茶目。

 

東大専科の生徒たちが映し出されたモニター前に立ち、可愛らしい声で説明係を務める教頭。ち、違う…私は授業シーンが見たいと願っただけで、こんな闇解説を望んだわけでは…

共通テストの点数が低い坊主コンビ&瀬戸くんに対し「この3人は、終了です」とサクッとバツ印をつけ、削除。温度のない客観的な口調にゾクゾクします。そして、瀬戸くんは大逆転合格を果たすわけですから、前フリが丁寧。

合格間違いなしの生徒達について、天使の笑顔で説明する教頭。一瞬「あれ?良い人だったんだっけ?」と騙されそうになるので怖い。ただの権力大好きっ子なのに…(半沢大好きっ子みたいに言うな)

 

3.合格発表

ついに運命の日。ネットでの合否発表を前に、社長の席の脇に立って待機する教頭。会長から念を押され、ピュアな瞳&爽やかな笑顔で「ええ、きっとやってくれます」と答えます。心の底からの嘘偽りない言葉なのが罪深いです。天使のガッツポーズが健在なのも切ない。けど可愛い。

安定の小杉さんは、見事合格。一同が喜ぶ中、バルタン星人のように笑う会長がちょっと面白かったです。教頭は、立ったまま笑顔で拍手。ああん、遠い~!笑

早瀬さんの不合格、健太くん・天野くんの合格のリアクションは割愛されますが、岩崎さんの合格に、手を叩きガッツポーズを連発して、力いっぱい喜ぶ教頭。ハッスルしたせいか、いつの間にかホワイトボードの前まで進出しています。そのまま岩崎さんのバドミントンの腕前を誇らしげに紹介するのがぎゃんかわ。特に、語尾の「~なんですょ♪」に鷲掴みにされます。

声のみになりながらも「これで4人、もう安心です」「最後は鉄板・藤井くんです!間違いない」と分かりやすくフラグを立ててくれる教頭。やはり前フリが丁寧。

案の定不合格だった藤井くん。合格者が5人に達していないことで、チーム売却は一転お通夜ムードに。教頭はというと、無言で背を向け、完全に気配を消しています。デスクに手をつくような動きを見せたところでカメラが切り替わってしまいますが、orzの机上版になろうとしてたのかな。あんなにキャッキャしてたのに可哀想…

大穴・瀬戸くんの合格が知らされた時の教頭は、先日の3人掛けソファの真ん中に、下を向いて一人ちょこんと座っていました。しょんぼり顔から、ゆっくりと希望色のグラデーションを見せるヒロインっぷりを発揮。キュンです。

 

4.成敗

場所は龍海学園の会議室。いよいよ、売却騒動の最終決戦です。

全員着席する中、一人不敵な笑みをたたえ、美しい姿勢で立っている教頭が、執事ないしマスコットキャラクターにさえ見える二次元っぷり

会長に辞任を迫られ、潔く応じる理事長。夕日(逆光)に照らされながら、「お気の毒に」と空々しく嫌味を言う教頭が憎たらしい。でも綺麗。絵画かよ。

生徒の頑張りを称える理事長を一笑に付し、喜びを抑えた声で、粛々と自分が理事長になるための手続きを進めていくのですが、女帝の署名後からはもはやワクワクを抑えられなくなっていて、声や表情にはみ出しまくっているのが可愛い。

挙手による多数決の結果、あっさり念願の理事長の座を得た教頭。ややこしいので、以下高原先生とします。改めておめでとう高原先生。満面の爽やかスマイルで、満を持して議長席に腰を下ろすのが愛おしい。校長に「キツネめ!」と毒づかれるも意に介さず、愉快そうに笑い声を上げるお狐様(早速呼称を変えるな)

同様に、学園売却もサクッと決定。「はーい決まりぃ♪」とウキウキ煽る高原先生。満足げに「うん」と一人で頷くのも可愛い。

水野に非難される際、「高原教頭」と呼ばれ「うーん、理事長と呼んでいただけますか?」と余裕の笑みで返します。無敵です。

更に、笑い交じりに「まるで僕が悪者のような言い方ですけれどもそれは誤解ですっ」と一息で言うんですが、この言い方大好き。

この売却で地元も住民も潤うのだから、むしろ救世主と言って欲しいぐらいだ、とすっかり上機嫌な高原先生。思わず噴き出す坂本に、「なっ?」と笑いかける無邪気な表情よ…うう憎めない…

笑いが止まらない坂本を、やや慌てつつも、優しく「もういい、もういいよ?」と落ち着かせようとしているのが愛おしいです。はー、なんて柔らかい声…

ここで坂本が正体を現します。反対住民の票を買収したことを普通にバラされ、キョトン顔になる高原先生。なんか黒目がちでかわいい。

「何を…根も葉もないことを」と愛想笑いで乗り切ろうとしますが、米山にまで煽られ、堪らず「何を言っているんだ君たちは!」と珍しく声を荒らげます。「何を」辺りが瞬間最大音量で、あとはいつものボリュームなので、やはり紳士。

お顔をくしゃくしゃにして「ふざけるのもいい加減にしなさいよ」と真面目な女生徒のような口調でぷんすこします。その渾身のおこを坂本に「うるせえ」と食い気味に一蹴され本気でイラっとしてるの可愛い。

坂本と米山により、後ろのテレビモニターに映し出されたのは、隠しカメラに収められていた悪の会議。麗しく脚を組んでいる高原先生の別アングルが見られて幸せです。

買収なんてホントにやるわけないでしょ!と反論する岸本。高原先生も、机を叩いた勢いで立ち上がりながら、「ぅー、そうだ!やるわけないじゃないっ!」とソフトな語尾でそれに続きます。ちょろんと垂れた前髪が試合終了感を演出しています。

ダメ押しに映し出されたのは、高原先生が住民の家に上がり込んで現金を渡している映像。いやん正座可愛い。カメラは、部屋の隅に置かれた鞄の中に仕掛けられているようでしたが、もっと寄りの画も欲しいなぁ(バレるやろ)

「ぅああっ!」と驚きと絶望の声を上げる高原先生がかわいそかわいい。すっかり弱り切った表情で、制止しようと前に出した右手と共にしょぼしょぼ萎んでいくのも良きです。

そこにとどめを刺すのが、校長でした。机をバァンと叩かれ、思わず「ふえっ」と間の抜けたぎゃんかわボイスを漏らす高原先生。乙女心を炸裂させつつも迫力満点な啖呵に、全く反撃できず幼女顔の上目遣いでぷるぷるする高原先生。ありがとう校長。

更に、キツネからネズミ野郎に呼称を弱体化(?)されます。カットが変わった時、力なく椅子に崩れていたので、ライフはゼロです。可哀想なミッチューくん🐹

以降、茫然自失状態でしっかり背景と化す高原先生。内股のままなのが愛おしい。

この映像を世間にばら撒くと脅され、慄くヴィランズ。高原先生は、乱れた前髪でゆっくりと強張った顔を上げます。(社会的な)死を覚悟した表情なのでしょうか。

ヤケクソで笑い出した会長の方を、表情を変えずに機械的に見やる姿は、ほぼ抜け殻です。萌え。以降はまた背景と化す為、実質ここで終了。

 

やー、お疲れ様でした!結局会長や高原先生、女帝がどうなったのかは描かれませんでしたが、きっと会長は退き、女帝は再び理事長として呼び戻され、高原先生はバッチボコに気まずいのでしれっと新天地でお金のために頑張っているんだと思います。元気ならそれでよし!

 

さて。もうネットでも散々記事になっていると思いますが、藤井くん…君が主人公だ…!あんなに憎たらしい子だったのに、仲間の優しさに触れ、心の氷を溶かした藤井くん…東大合格よりずっと尊くて得難いものを得たのだと思います。健太くんを助けるくだりは、リアルタイムでは涙で殆ど見えませんでした。

健太くんが再び絡まれて、坊主コンビが助太刀してくれた時は、胸熱すぎて思わず大きめの声が出ました。カッコ良すぎるよ好き…!!!

早瀬さんと岩崎さんが抱き合うシーンも目頭にきましたね…強がる早瀬さんに、彼女が一番欲しがってる言葉をくれる岩崎さん…素晴らしい友情ですね…

後は、前作を見ていないため、数々のサプライズが「ヒュー!キャスト豪華〜!」止まりの感想にしかならなかったのが個人的に心残りです。ちゃんと見とけばよかった!笑

 

 

よし、以上です。しんどいシーンもありましたが、総じて胸を熱くできる素晴らしいドラマでした。そんな中にミッチーさんを出してもらえた光栄さに更なる感動を覚えつつ終わります。次回は癒し系キャラor最初から分かりやすく悪役のキャラでありますように🙏では、また。