うぐいすハーモニカ

日記というより備忘録。何を書いても結局ミッチーこと及川光博氏の話をしてしまう系ベイベー。らぶ。

金曜ドラマ「最愛」2話・後藤信介の感想

通常サイズの放送時間だと秒で溶けるな…と慄いた次第です。時間を感じさせない凝縮された面白さとテンポ感が素晴らしい。

さて、今週も及川光博氏演ずる後藤専務にピントを絞った感想を綴っていきます。ストーリーについても触れていますので、以下ネタバレ注意です。

 

 

2話の後藤専務ですが、前回よりもセリフや絡む人物が増えていて嬉しい限りです。ところで、後藤さんが出てくる度に興奮してしまい、ストーリーが入ってこなくなるので地味に困っています。

では、登場シーンをざっくり4箇所に分けて語っていきますね。

 

1.真田ウェルネス・社長室にて

まず、不意に後ろ姿が映ったので、トキメキのあまり叫んでしまいました。背中で手を組み、受付嬢らしき人の方に歩み寄るのですが、1秒1歩ぐらいのゆっくりさ。よほどのメンタルじゃないと多分間が持ちません。

警察の任意聴取から戻ってきた梨央が向かった先は、前回後藤専務が意味ありげに見つめていた、ジオラマのある部屋=恐らく社長室でした。どうやら、後藤専務が呼び出したようです。手は後ろで組んだまま。手の仕草から漏れる感情すら隠そうとしているかのようです。

後藤と一緒に梨央の到着を待っていたであろう加瀬弁護士も、微妙に離れた位置でスタンバイ。この距離感、仮に立ち話していたとしても全く弾んでなさそうな気がする。立ち位置的には、2人でジオラマについてめっちゃ語ってた可能性も無くはないですけどね(無いやろ)。

梨央が現れるや否や、伏せていた目をそちらに向け、胸ポケットに入れていた写真を手渡す後藤。この写真、体温でそこそこ温まってそうで、萌えが暴走しそうです。

「この男、殺害されています。どういったお知り合いですか」と訊ねる声が、あまりにドライでゾクゾクします。何も関わりはありません、と返し、後藤の後ろにある自席に着く梨央。後藤は、「警察は、納得がいくまで何度でもやってきますよ?」と温度のない声を流し目ビームと共に放ちます。なんかもうずっと色香が暴発してらっしゃる。

そうして真っ直ぐに前を向くと、「社長を守りなさいよ、…加瀬くん」と突然女子マネージャーのような口調になると同時に、上向き加減になることで可愛すぎる奥二重を見せつけ、部屋を後にする後藤。完全なる萌えの積載量オーバーです。えっなに?急にどした?ミステリアスが過ぎないかキミ??まあ相変わらず声は冷ためだけれども!はーびっくりした!

呼びかけられた加瀬くんはというと、ほんのり笑みながら俯いて、「了ー解っ」と状況に反した軽めの口調で返します。「は?何その態度??」と後藤が思ったかは謎ですが、一瞬足を止めた後、再び歩き出しドアを開けて去っていきました。この2人、全然目とか合わせてないように見えたけど、仲は悪めな感じでしょうか…?威張りたい後藤と、ちょっとナメてる加瀬という図にも見えて、早くも専務が可哀想になってきました。

 

2.謎のカメラ目線

手帳の角で、エレベーターのボタンを押す後藤専務。潔癖感が相応しいですね。姿勢は、まるで警戒時のミーアキャットのような直立っぷり。凛とした美しさですね(※直前の喩えと噛み合ってない)。

そんな後藤を映す防犯カメラ…の映像をタブレットに出力し、外から見張る情報屋。その映像、後で我々にもください。すると、前方を見つめていたはずの後藤が、「きさま!見ているなッ!」と言わんばかりの鋭い視線を、ゆっくりカメラに向けたことで、画面越しに目が合います。思わぬファンサ(?)に、えっバレてる…?と訝しげな表情を浮かべる情報屋。後藤はというと、再び前を向き、左手で襟の高さを調整しています(これクセなのかな〜可愛い)。そのままエレベーターに乗り込んだであろう彼を、不気味そうに見守る情報屋。これに懲りずに、今後も頻繁に覗き見てほしいです。

 

3.記者との電話

電話にて、もし梨央が殺人に関わってたらあんたの会社自体が潰れるかもやん(意訳)と警告する橘記者。後藤専務は、手帳片手に社内の廊下を歩きながら、「関与はしていませんね?」と静かに念を押します。基本的に社内での専務はほとんど顔色が無い気がしますが、ともあれチベスナフェイスが愛おしいです。

 

4.寿司食いねえ

高そうなお寿司屋さんに入っていく後藤専務。マオカラーではなく、いつもの日曜劇場みたいなスーツを身に纏っていますが、動きや表情、声色から全くとまりんには見えません。流石すぎる。カウンターには、梨央の母である梓さんの姿が。ネクタイ結び慣れなくて遅刻したのかな専務。

梓さんに「失礼します」と声を掛け、大将にも「お願いします」と挨拶してから腰を下ろす専務、礼儀正しいのに冷ややかなの最高。

後藤は、本業の介護事業を優先したいようで、現在梨央が勤しむ創薬事業を疎ましく思っているオーラビンッビン。それでも、お寿司に備えておしぼりでしっかり手を拭いてるのが愛おしいです。

梓さんから、介護は将来高齢者減ってきたら先細るよ〜(意訳)と笑顔で受け流され、無言で氷の眼差しを向ける後藤が爆イケ。心の中では悪態吐きまくってそうです。

負けじと、創薬事業のコストの高さを淡々と述べる後藤。どちらも穏やかなトーンではありますが、笑顔の仮面 vs 鉄仮面状態。更に、薬事法の厳しさにより新薬が承認される保証もないということに言及し、「私に言わせれば、ビジネスではなく、ギャンブルです」という決めゼリフと共にマグロのお寿司にパクつきます。かっわい。

新しいことって大体ギャンブルでは?とあくまでキラキラ笑顔を一切崩さない梓さん。もぐもぐしながら話を聞く後藤。この時の梓さんが、まるで後藤を諭すような、優しく言い聞かせるような口調であることに、こちらの母性が共鳴してしまってなんかめちゃくちゃ萌えてしまいました。

そうして、後藤が「それでは、梨央さんの未来に」と芝居がかった口調(白々しさMAX)で、お酒の入ったグラスを掲げてみせます。対する梓さんは、悪戯っぽく笑んで「じゃあ、私達の友情にも乾杯しましょー?」とコップを持ち上げます。予想外の反応だったのか、死んでも嫌だね!!と思ったのか、何か言いたげに口を開くも、そのまま動けずにいる後藤に、にっこりしながらコップをカツンと当てる梓さん。凄い、力関係が分かりすぎるし後藤が死ぬほど可愛い。彼女、完全に一枚も二枚も上手です。後藤については、反応が正直すぎて愛おしさメーターが8周ぐらいしたところで今週は終了。

 

後藤専務が愛されキャラとしての頭角をメキメキ現し続けている中、ストーリー自体は予想通りの重みを見せてきました。これが全貌じゃないと…信じたい…そしてとりあえず性犯罪者の額には辱めの焼印をだな…

あと、過去のお兄ちゃんが死ぬほど感じ悪いですが、今は仲良くなれてるといいな。梨央にハンドルを固定されてしまった時のリアクションがあまりにも可愛かったので、根はいい奴なんだと信じたいです笑。

 

 

よし、以上です。ストーリーの重さを後藤専務の萌えで散らすよう努めつつ終わります。来週はどんな専務が飛び出すのかなー?✨では、また。