うぐいすハーモニカ

日記というより備忘録。何を書いても結局ミッチーこと及川光博氏の話をしてしまう系ベイベー。らぶ。

金曜ドラマ「最愛」8話・後藤信介の感想

緊張と緩和にぶん回されて、口から心臓が出そうになっている次第です。ジェットコースタードラマということで、たぶん今週はめちゃくちゃ縦回転してたんだと思います。

 
 
 
 
 
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↑8話放送当日の朝に降ってきた星。頭の先から爪先まで完成された芸術

では、今週も及川光博氏演ずる後藤信介にピントの合いすぎた感想を綴っていきます。以下、ストーリーにも触れますのでネタバレ注意です。

 

 

死んだわ。圧倒的萌えの前に。全私が。

えー何ですか何なんですか…弱った専務の破壊力が限界突破してるじゃないですか…戦場の兵士たちが剣を下ろして涙を流すタイプの尊さ…制作陣の皆様にはもう1日1万回感謝の正拳突きしたい…少なくとも祈る時間が増えたシーンにして5箇所、どうにか正気を保ちながら書いていきますが、いつも以上に語彙が死ぬであろうことを先に謝罪させてください。

 

1.後藤失踪

行方不明になった後藤専務。加瀬、児島(秘書)、梨央の3人で話し合う中、児島の回想に現れる後藤。橘記者とライフヴィラで話している所を見ていたとのことで、7話の空白の新規絵が差し込まれました。秘書GJ。

しゃがんでお年寄り達と談笑する橘を、窓越しに見つめる後藤専務…というのが7話でのシーンでしたが、児島が目撃したのはその続き。橘の二の腕を掴んで立ち上がらせようとする後藤。掬い上げるように腕を持ち、しかし、すぐ服に持ち替えたように見えます。そして強めに振り払われるんですが、この時に腕を持ってたらどちらかが怪我しそうだし、ミッチーさんの気遣いなのかも?と思うとプロカッコイイ。からの、ぷんすこしながらこちらに歩いてくる専務きゃわ。

続いて、後藤が音信不通と知り、梓社長を頼る梨央。しかし、梓でも繋がらず。「私の電話に出ないなんてよっぽどのことよ」という台詞から、つい普段の従順可愛い後藤に想いを馳せてしまいます。あと、入社5年目で真田グループの金庫番をやってた頃の後藤さんの回想シーンください

などと気を散らしていたら、突然挟まる回想(現代編)。500万の件を、梓社長に詫びるシーンでした。黒いスーツとネクタイで、「誠に申し訳ありませんでした」と頭を下げ、流れるように床に膝を付き、日曜劇場的謝罪(DOGEZA)に移行しようとする後藤。両手を付いたところで、梓が「もういいの」と優しく腕を取るんですが、身をかがめた梓をパッと見やったり、ぎこちなく立ち上がったりする姿がほぼ子ども。いつものブキミッチースタイルにセットされていない前髪と相まって、見ていて胸が苦しくなるほどキュンときました。

ところで、加瀬さんが「後藤さん家見てくる」と言ってたので自宅映像来るー!!とウキウキしてたのに映りませんでしたね残念…円盤には入れといてください…(我儘)

あ、シーンの順番は前後しますが、願望通り荒れ果てた専務室を拝むことができて嬉しいです。思ったより物が壊れていなくてちょっと安心(映ってないだけかな)。警備員と梨央、児島がドン引きする中、散乱する書類の上に飛び散った血痕、そして専務の鼻血を堰き止めていたであろうティッシュを発見し言葉にできない萌えに襲われる私。今後警察沙汰になった時の為に、証拠品として保存すべきでは?(べきでは?とは)

 

2.つよつよ専務

場所は犬塚不動産、ようやく登場する後藤専務(実体)。車のトランクに、前回引きずっていた物騒なキャリーバッグが積まれています。開けると、ペーパーカンパニーの証拠と思われるファイルや冊子の数々。私にやらせてください、と慌てる犬塚を「必要ない」と一蹴しつつ、段ボールの中身をキャリーバッグへ移す後藤。ガチで重そうな言い方萌え。妻の失態を挽回すべく、必死に縋る犬塚を「構うな」と苛立ちながらシャットアウト。空き箱を押し付け、「私一人でやる。他人を信用した私が間違っていた」と低い声で言い放ちます。状況はアレだけど、台詞としてはめちゃくちゃ切ないです。

そして専務の襟や胸元に見える、赤い痕跡。位置的に、今度は両鼻から出た可能性ありますね。お召し物…と手を伸ばしてきた犬塚の胸ぐらを掴み、しゃがみ込ませる後藤。触れられたくなかったのかな(ダブルミーニング)。

「今後知ってることを一つでも、外に漏らしたら老後はない。口の軽い女房も、しつけ直せ」と、低く早口に脅す後藤。押さえつけながらの台詞なので、ところどころ力を込めた言い方になるの良き。何より、アップになったお顔の美しさに思考停止しそうになります。前髪サラッサラ…セットする余裕もない程追い詰められているのは気の毒なんですが、こちらとしては礼を言わざるを得ません。眼福。

スローモーションの中、車に乗り込む専務もイケ散らかしてました。思い詰めたその表情が、完全に心を閉じているようで切ない…千葉400、わ88-03…(どさくさでナンバーをメモるな)

 

3.炎上!バーニング証拠

バーベキューコンロで、肉の代わりに、独りで決算書を焼く後藤専務。首に汗を光らせ、眉間の皺を深くしながら、俯き加減に前髪をかき上げる姿から迸る色気が堪りません。そそそそしてなんと私の大好物であるフード付きのカジュアルな上着をお召しで!!!えっえっ車で着替えたのかな!!!(後日追記:落ち着いて、クローゼットにシャツ掛けてたからたぶん別荘でだよ!笑)ありがとうございます!!!

青空の下、太陽を背に両手でハンマーを振りかぶります。ターゲットは、橘のノートパソコン。入手経路を考えると胸がざわざわするので、脳内で「怪傑ミッチー」を流すことで思考を逸らしておきましょう(未だにパソンコ苦手なミッチー♪)思わず漏れる呻き声と、いつの間にか頬についた黒い汚れ萌え。

苦しげに顔を歪めながら、電動ドリルでとどめを刺す専務。ここまですればきっと米沢さんや青木君でも復元できないはずだと思いたいです。ハア、と疲労の息を吐き出すの萌えですが、念のため水没もさせておいてほしいところ。ほら専務、もうひと踏ん張り!(届かぬ声)

再び焼き書類の作業に戻る後藤専務。「あちっ」と零す独り言がぎゃんかわ。首から上しか映っていない為、BGMが無ければグラメの瓶人さんのお料理風景に見えなくもないかもしれませんね。煙に咳きこむ苦しそうな姿は、物凄く可哀想だけど良き(人でなし)。

作業を終えたのか、真田ウェルネス別荘内の絨毯の上に、ぐったり仰向けに横たわる後藤。ゆっくり眼鏡を外し、ぼんやりと虚空を眺めます。間もなく、どうにかこちらを向く形に寝返りを打ち、身を休めるべく目を閉じます。が、頭の位置が良くなかったのか(敷いてるお札の硬いとこに当たったのかも?)、痛そうに顔を顰めると、ごそごそとベスポジを求め、赤ちゃんのように丸くなります。

はい、私死亡。いや無理じゃない?可愛すぎない?そろそろ国で保護すべきじゃない?イケ散らかしていた頃の面影はとっくに無く、もはや幼女かネコチャンにしか見えない件。ちなみに、最後に意味ありげに窓辺が映ったことで、まさか侵入者に殺されちゃうやつ?!と無駄に警戒してしまい、気が気ではなかったです。怖かったー!!😂

 

4.ネコチャン(逃走編)

深夜、ようやく別荘にたどり着いた加瀬と梨央。別荘の中は真っ暗で、スマホライトと懐中電灯とで恐る恐る中を探ります。この時、どうか足元に後藤専務のご遺体が転がってませんように…!と心臓バクバクで見守っていたのは私だけではないと思います

そうして梨央の前に現れたのは、仮眠後も隠滅作業を続けていたであろう後藤専務。段ボールを運び込もうと戻ってきたようでした。二人の姿を認めた瞬間、驚きと絶望が入り混じった表情になり、ごめん、そのお顔がめっちゃ可愛いのと、生きてたー!!という安堵とで大きめの変な声出ました(不要な報告)。後ずさりながら段ボールをその場に取り落とすと、ダッシュで逃走を図ります。急にライト当てるからびっくりしちゃったのかな??(猫扱いすな)

待ってください、落ち着いてください、と叫びながら追いかけてくる加瀬に捕まるまいと、長距離走のスタイルで必死に走り続ける後藤。加瀬の声に時々振り返りつつも、スピードは緩めません。朝日が昇り始め、少し明るくなってきた海辺を、スポーティーな格好で駆けるその姿は、朝のジョギング風景に見えなくもない、爽やかな絵面です(現実逃避)。後藤が石段を上り切った辺りで、追いつくことを諦めたであろう加瀬、下から「誰の指示ですか」と叫びます。距離を取れたことで安心したのか、後藤もようやく足を止めます。一瞬その場駆け足みたいになってたのきゃわ。

少し間をおいて「誰の指示でもない、私一人でやった」と叫び返す専務。理由を問われ「会社の為にやった」と主張します。決して着服しているわけではない。それはきっと真実なのでしょうが、しかし法の前では無意味。加瀬から「為になっていません!」と返され、悲しそうな表情を浮かべる後藤。目を潤ませながら弁明する姿に、こちらまで胸が苦しくなります。許してやっておくれよ法…!

後藤は絞り出すように、震えながら「あの場所が、私の全てだ。他には何もないんだ。…何も、ないんだよ」と、訴えるように言葉を紡ぎます。手摺を掴んで、辛うじて立っているように見えるその姿は、あまりにも儚くて、朝日に紛れて消えてしまうんじゃないかと心配になる程でした。心細さからか、加瀬の視線を避けるように、おずおずと顔を伏せます。まるで叱られるのを怖がる子どものようで、私の中の庇護欲メーターはヒュンヒュン周回し続けています

後藤の言葉を肯定も否定もせず、梓社長の元に戻るよう告げる加瀬。そして加瀬が話し始めた瞬間、そちらを怯えたように見やる後藤がかわいそかわいいんですが、涙声で「合わす顔が無いでしょ」と自嘲気味に返すのも、既に自分が警察に追われていると思い込んでいるのも切なすぎて…😭

通報していませんと力強く返し、手を伸べる加瀬。一緒に帰りましょう、と優しく続けます。半べその後藤は、しかし無理やり笑顔を貼り付けながら首を振り、手摺から離れると、再び背を向け走り去ってしまいました。孤独に慣れ過ぎて、もはや人の信じ方も頼り方も分からないのかもしれません。なにそれ悲しい。

立ち止まったまま、「私の…全て…」と先刻の後藤の台詞を反芻する加瀬。この時、いや待って諦めないで絶対捕まえてくれ自殺しちゃう!!!と気が気ではなかったです。怖かったー!(2回目)

一方、別荘を探索する梨央は、例の絨毯部屋にたどり着くわけですが、メトロノームが謎すぎて怖いR&BのRだけを愛しすぎた感じ…?(多分色々違う)そして、血が付着したままのシャツが掛けられたクローゼット、床に無造作に置かれたカップ麺の空容器…に突っ込まれている鼻血付きティッシュ×2…大丈夫かな後藤さん血ぃ足りてるかな…椅子にはファイルが置いてあるし、床に座って食べてたのかな…別荘といえば贅沢で快適なイメージなのに、こんな、自らを罰するかのような…後藤さん…どうか…どうか幸せに…

そんな視聴者達の想いも知らず(そらそう)、すっかり昇り切った太陽の下、息を切らし、独りよろよろと立ち止まる専務。物憂げに空を見上げ、力無く俯く横顔は、疲弊しきっています。もういいっ…後藤っ…休めっ…!

 

5.ネコチャン(確保編)

結局、後藤を見つけたのは梓社長のようでした。過労により療養中とのことで、紺色のパジャマ姿で、ホテルのベッドに憔悴しきった様子で腰掛けている姿が映ります。パパパパパジャマ姿でーーーー?!?!(五度見)8話最後にして最大の萌え爆弾が投下されたことで、正直何もかも吹き飛びました。が、とにかく一言…生きててよかったぁ…ッ!!

あれだけ走って逃げて、結局行く宛が無く、別荘の倉庫に隠れることしか思いつかなかったであろう後藤専務を想像したら、あまりにも悲しくて胸が張り裂けそうになります。が、それはそうとしてサラサラヘアー×パジャマ×しょんぼりの組み合わせはヤバヤバのヤバです。発見時の映像がちゃんと円盤に収録されることを信じつつ、今週は終了。

 

今回、様々な表情の後藤専務を見られてめちゃくちゃありがたかったんですが、逆に普段どれだけ表情殺してるんだこの人…と切なくもなりました。そして、客観的に見れば寄付金詐欺に当たる行為も、彼にとっては「最愛」を守る為の手段でしかなかったんですね。悪事でなく(バレたらやべえという認識はあったものの)、会社の為だと信じていたからこそ、橘に詰められた時も、堂々と窓を開けられたのかもしれません。なんというか、前回私が望んでいた「綺麗な動機」とは、まさにこういう、法的にOUTでも私利私欲ではないパターンだったので、すごく安心しました。

しかし、死亡フラグを完全に回避できたわけではない(なんなら強まった気すら…)ので、来週も緊張と萌えとで吐きそうになりながらの視聴になるんだろうな…後藤さんが死ぬか、耐えきれなかった私の心臓が先に止まるかヒリヒリしてきたわい…!

ところで、証拠品のウェルネスのボールペンですが、それは警察ならもっと早い段階で精査していてもいいアイテムでは…?ともあれ、まさかのグッズ化が嬉しすぎて、情報を見つけるや否や精髄反射的に注文していました。いやー、嬉しい!登場人物や番組ロゴを印刷したものでなく、彼らの持ち物をグッズにしてほしいというオタクの心理をよく分かって下さっている…!と言いつつ、山尾刑事の机の上に置かれていた写真の数々も「捜査資料」としてグッズ化してもらえると、誰のファンだとしても全員幸せになるやつかも。チベスナ顔の専務…もはや懐かしい…涙

あとは、平和に育まれていく梨央と大ちゃんの愛が、あまりにも幸せ過ぎて泣けました。優くんの治験も無事始まったし、とにかくこの辺は何事もなく順調に進んでいってほしいです…ここが壊れたらもう辛すぎて無理…後生だからぁ…

最後に、加瀬さん→梨央の家族愛も尊過ぎて…!どうかこのまま、互いに支え合う素敵な関係が、いつまでも続いていきますように…!不穏なサプライズはいいからね…!いやマジで…!(迫真)

 

 

よし、以上です。長くなり過ぎたので、あっさり終わります。では、また。

 

↑専務の出囃子(言い方)のミステリアスな曲は「Under the Table」。この感じだともう本編で流れることは無い…?ちょっと寂しい。