うぐいすハーモニカ

日記というより備忘録。何を書いても結局ミッチーこと及川光博氏の話をしてしまう系ベイベー。らぶ。

「気まぐれサーカス」について。

超好き!!!!と叫びたくなった次第です。語彙。

及川光博氏のニューアルバム「気まぐれサーカス」。本日が発売日で、昨日がフラゲ日だったわけですが、見事に両日とも雨。そら降るわな〜、と納得できる素晴らしいアルバムでした。

以下、曲の収録されている順に感想を綴っていきます。まだ聴いてない!という方はネタバレ注意です。

↓ちなみに、試聴時の感想はこちら。

「気まぐれサーカス」について(試聴編) - うぐいすハーモニカ

 

①The Curtain Rises

THE☆サーカスという感じの、賑やかでコミカルな音の詰め合わせが楽しいです。光博さんの作曲と知り、惚れ直しましたよねこれ…!


②Don't Stop Me Baby

キラキラファンク!泣きそうになるほどの多幸感が胸に染み渡ります。自己肯定感をバッキバキに高めてくれる歌詞に、口角も上がりっぱなしです。ベースもめちゃくちゃカッコいいですが、特に好きなのが、Aメロラストら辺の、ドラムの三連符のリズム。身体を動かさずにはいられません。が、動かすセンスがないのでめちゃくちゃ挙動不審になりそうな私

高揚感で変な熱出そう」については、CD発売前にキラメキドレナージュで流れたものを何度聞き返しても1ミクロンも分かりませんでした。子犬を噛んで…何が釣れそうだって…?ってか変な熱出ちゃうのきゃわ。小学生やん

あと、「生まれ変わっても〜新世界へ」を「死の世界へ」と不穏な聞き間違え方をするポンコツっぷりも発揮しました(生まれ変われてないやん by妹)。「来世でもよろしく」の気さくで優しい声色に、将来に対する唯ぼんやりした不安に囚われていた心が、ふわっと軽くなった心地です。


③気まぐれラプソディー

おしゃれファンク!スタイリッシュな音に、うっとりと身を委ねたくなります。クラップの跳ねるようなリズムが好きです♪全体的に、大人の色気たっぷりで、ドキドキします。

歌詞だけを聴いていると、実は彼女には不二子ちゃん的なもう一つの顔があり、主人公の知らないところで暗躍している…?!という妄想がよぎりました。キューティーハニーでも可。あるいは猫ちゃんの擬人化。ノースリーブのネコチャン…??(お前が言い出したんやろ)

ちなみにMVについては、ミッチーさんは基本的にストーリーテラー(あるいはロディアのフェアリー)的な存在だと思っているので、最後女の子に見つかって挨拶された時に、気恥ずかしそうに笑みを零すのめちゃくちゃ愛おしかったです🤦‍♀️(特殊な見方)


④君が好き。

癒しラブソング!第一声の「君が好き」に滲む慈愛が堪りません。どこか懐かしさ・可愛らしさを感じる音色にもキュンキュン。私の脳内では、「フィアンセになりたい」の頃の光博さんが、誠実に恋と向き合い奮闘する映像@ヨコハマが浮かんでいます。彼にとって、後悔しない結果になりますように…とつい祈ってしまいます。

また、この曲に限りませんが、常用漢字も時々ひらがなで表記してあるのが好きです。見やすさやバランス、ニュアンスのこだわりなのかしら。それらを汲み取れたわけではないんですが、なんというか、日本語の美しさを再認識できるのが気持ち良くて、何度も読み返してしまいます。

 

PARANOIA

鷲掴みファンク!あまりのカッコ良さに1音目から息が止まりました(比喩ではない)。いやあ、キメが気持ち良すぎて、頭を振らずにいられません。試聴時の「生で聴いたら狂う」という予感…多分的中します

人の声のような重低音が、負の感情を煽る悪魔のようでゾクっときました。サビ部分はユニゾンになっているんですが、自分の脳内に居る、自分にとって都合の良い「」に歌わせているようで、マジやばい感が凄い。切迫したような歌声も堪りませんね…!

 

⑥願い

心洗われるバラード…!ファルセットの美しさに魂が震えました。悲しみを堪えているような歌声が胸に突き刺さります。ギターのぽわぽわした音が、過去を噛み締めているみたいで、より切ないです。

また、歌詞が全体的にロマンティック増し増しなのも好き。特に「君の言葉は〜刻印(しるし)をつけてく」という表現の妙にうっとりします。「サヨナラ」がカタカナなのも、儀式的なニュアンスというか、そこに愛は無いんやというか、ともかくファイナル感を醸し出してて巧いなあと感じました。

 

⑦フライドポテト

ピコピコ中毒ポップ!音は軽快なのに、歌がひたすら現実で切実で、そのギャップに笑顔がこぼれてしまいます。焦燥感溢れる歌い方が、核心のはずの「老い 老い 老い♪」でプリティー全開になるのが愛おしすぎて頭抱えちゃいました。

ラスサビ前の間奏が、ゲームの戦闘曲みたいで好きなんですが、移調しそうな勢いを見せつつ、次の瞬間サラッと元のメロディで帰ってくるのがツボでした笑。老いは全人類共通のボスキャラだと思うので、この曲に励まされつつ共に戦っていきたいですね…!

 

⑧コングラッチュレーション!!

究極のハッピーエンディングテーマ…!優しくて温かい歌詞と、これでもかというぐらい多幸感でいっぱいの音色に、涙が止まらなくなりました。たくさん傷ついてきたミッチーさんならではの言葉選びと説得力、そして、誰も絶望させないぞという強い光のような意志を感じます。だからこそ、こんなに沁みるんでしょうね…!今後ツラくて立ち上がれないような時、明るく寄り添ってくれそうで、既に心強いです。ただし、生で聴くと泣き過ぎによる脱水症状で死ぬかもしれない

 

総じて、前を向く元気や、生きていく希望が湧いてくる、素晴らしいアルバムでした。人生を、悲しみごと全肯定してくれる命の讃歌…間違いなく歴代最高傑作では…?!生で聴けるのが楽しみで仕方ありません。ああ、なんてハッピーなんだろう。

特典のフォトブックもよかったです。まずピンク×白ストライプの表紙が可愛すぎて、開く前からニッコリ笑顔になりました。メイクの口は笑っているのに、本当の表情は物憂げなピエロくんが、言葉にできないほど愛おしすぎて、出てくる度にキュンキュンしてしまいます。座りがちのピエロ…(壊れかけのラジオみたいに言うな)

このピエロくん、グッズのトランプのジョーカー担当なので、絶対欲しい。ベイベーの間で、ババ抜きならぬババ残しが流行りそうな予感。

※ババ抜きと逆で、手札を最後まで持ってる人が勝ち的な。今思いつきで書いただけだから本当にゲームとして成り立つかは不明。

 

あと、メイキングにてミッチーさんが「生まれ変わったら絶対女の子になる」といった旨の発言をされていて。「恋にうつつを抜かしたい」でもそうだったんですが、こういった言葉を聞く度に、私は「ああ、今世では彼の望みは叶わないのか…」と勝手に泣きそうになるのです。そういう話じゃないかもしれませんが、ともあれ私は常々、全ての服から性別の概念が無くなればいいのにな、と願っています。

 

よし、以上です。最後、唐突に湿っぽく(?)なりましたが、しれっと雨のせいにしつつ終わります。三郷公演まで、あと2日。心の準備だけでなく、そろそろ物理的な準備もしなければ…!では、また。

 

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