うぐいすハーモニカ

日記というより備忘録。何を書いても結局ミッチーこと及川光博氏の話をしてしまう系ベイベー。らぶ。

キングオブコント2020感想

ようやく録画で見たものの、私の中でうーーーーん…となる結果だったので、なかなか記事を書く意欲が湧かなかった次第です。うーーーーん…(まだなってる)

まあこういうのって審査員の好みとか心情とかもモロに入るわけだし、そりゃ解釈違いも起こりますよね…2015年のM-1とか未だに納得してないですからね…(しつこい)

以下、無気力ながらにサラっとそれぞれのネタについて触れていきます。だいぶ日にちが経っているので大丈夫とは思いますが、念の為ネタバレ注意です。

 

一回戦

滝音

言語チョイスが神。客側が無礼なのだと見せかけて、実は店員側がイカれてることが発覚する瞬間が爽快でした。まだテレビ出演経験が少ないらしく、そのせいか台詞が時々聞き取りづらかったので、そこだけ勿体なかったと思います。トップバッターでなく、もう少し会場が温まってからだったら、また評価も違ったのかも。とても面白かったので、大好きになりました。

 

GAG

→めっちゃ好きです。可能ならば、夜中の1時ぐらいに深夜テンションで観たかったやつ。入れ替わりネタ自体は王道な気もしますが、そこに中島美嘉や物質が加わってくるのが新し過ぎて最高でした。というわけで私的には面白かったけれど、なんとなく会場にはハマってなかった印象。確かに去年のような、言葉巧みな重めツッコミのあるネタが聞きたかった気がしなくもないので、来年も是非勝ち進んでほしいです。

 

ロングコートダディ

ああん、マッチョがじれったい!笑 発想も展開も凄く好きな感じなんですが、いかんせんオチが読めてしまったのが残念。4分引っ張るのであれば、やはりもう一歩意外性が欲しかったです。「筋肉で補ってる…!」がめちゃくちゃツボりました。2本目も見たかったな。

 

空気階段

天才ですね。霊媒師が全然違う霊を降ろしてしまうorインチキというネタはよくあると思うんですが、波長の関係でまさかのラジオを受信してしまうという絶妙すぎる設定。しかもちょっと早いwこういう地味でリアルなのが大好物なのでツボりました。実はヘビーリスナーだった霊媒師に番組から電話が掛かってきたくだりからはもうずっと笑いっぱなしでした。ほんと発想力どうなってるんだろう…!

 

ジャルジャル

→普通に面白かったです。が、社長がどこまで本気か分からなさすぎて、私まで胃が痛くなりそうでした笑。というわけで私的には普通だったのですが、審査員にはやたらとバカウケで、かなりの高得点を叩き出し余裕の決勝進出。心ないヤジのループが、芸人あるある的に刺さったのかなあ。

 

ザ・ギース

→にちようチャップリンで見たことのあった、ハープネタ。「音楽やってる」「舞台やってる」で多くの人が想像する内容をそれぞれ爽やかに裏切る感じが好きです。さりげなくあの時よりハープ上達してるな…?笑わせどころの多いネタではない為かあまりハマらず、惜しくも決勝には進めませんでした。二本目見たかったな〜!

 

うるとらブギーズ

いやハピエンが良かったな〜!ネタは面白かったし、お二人の空気感は好きだったんですが、この一言に尽きます。審査員の皆さんがもうひと展開欲しかったと仰ってましたが、まさしくそう感じます。師匠のツボぉ〜!😭と感情移入してしまって悲しい気持ちで終わってしまったので、ハッピーなオチに着地してくれていたら、私的には満足度高かったかも。

 

ニッポンの社長

終始斜め上!どう展開していくか最後まで読めなくて、ずっと楽しかったです。それにしても、設定がぶっ飛び続ける中、まさかの歌ネタで、歌い始めるまでの間もたっぷり取っていて、というクセが強すぎるこのネタを決勝戦に持ってくる勇気が凄い。あと「AM11:00」が名曲であることを再確認(?)できてよかったです笑。

 

ニューヨーク

→めちゃくちゃ笑いました。結婚式の余興ネタを、ここまで昇華させられることに感動。確かに、あまりにも芸が巧みすぎたら変な空気になりそうだよな〜というリアルに絶妙な線(普通に十分ぶっ飛んではいたけど)を突きつつ、最終的に中国雑技団化するというアンリアルで吹っ切れるのが秀逸。ドリルのくだりからは「嫌すぎる〜!」と叫びながら見てました笑。見事決勝進出。

 

ジャングルポケット

これは…順番が可哀想だったのもあるかな…ノリ的に、大トリ向けではないネタに思えました。題材的には面白かったんですが、全体的に台詞が走ってるように感じて、やや聞き取りづらかったのも辛い。3人のテンションが上手く噛み合えばもう少し点が伸びていたのかも。

 

勝戦

空気階段

かたまりさん美人すぎんか…?!これは彼の女装が綺麗であればあるほど際立つネタだと思うので、浜田氏にぶたれてでもお化粧に時間掛けて正解だったと思います。「ハルト」という爽やかネームチョイスも最高。いやマジでこんなにもハルト感ってゼロにできるんだ。しかし、残念ながらニッポンの社長とうっすらネタ被りしていた為か、そこまで点は伸びず、結果は3位。もしそれが無ければ、優勝だったのかなと思っています。

 

ニューヨーク

凄いな、これ決勝に持ってくる〜?!(褒めてる)ダークな持ち味が輝いてましたが、なかなか人を選ぶネタだった気がします。死ぬし。ヤの字の方々という設定にしたことで、我々にとっての日常アルアルが、雪だるま式にナシナシになっていくのが面白かったです。結果は2位。これもハピエンだったら、もしかしてもう少し点が伸びていたのかも…?(筆者の好みが過ぎる)

 

ジャルジャル

えっこれ…?(何か言いたげな顔)いやいや、良かったですよ、コントって感じで。決勝3組の中では一番王道というか、古典の教科書的というか、例文のようなコントだったと思います。それはきっと基礎がないと出来ないことなんだろうし、全力で楽しんでコントしてたなあとは思います。ただ私には全くハマりませんでした。なんというか、全てが予想の範囲内すぎて…先に逃げた後藤氏が帰ってきてくれたとこぐらいかな、フフッ☺️てなったの。世間の評価は違うのかもしれませんが、私には、審査員の人々が彼らのあのコントだけでなく、これまで彼らがやってきた全てのコントを含めて評価したのかな?というようにすら見えました。優勝自体には全く異議はありませんが、あんな高得点で〜?!というモヤモヤが残ってしまいました。うんまあ好みの問題ですねきっと。要はもっとぶっ飛んだのが見たかったんだよ〜!(私の感覚が麻痺してきてる説)

 

よし、以上です。ようやく思いの丈を綴ることができてスッキリしました。M-○と違って芸人以外のゲストは来ないし、無駄な盛り上げなどネタ以外の余計な要素が比較的少ないので、番組自体がとても見やすいです。○-1にもそこは見習ってほしいなーと贅沢を言いつつ終わります。何者気取りなんだ私は(多分みんなが思っていたツッコミ)。では、また。