うぐいすハーモニカ

日記というより備忘録。何を書いても結局ミッチーこと及川光博氏の話をしてしまう系ベイベー。らぶ。

金曜ドラマ「最愛」4話・後藤信介の感想

今週も、呼吸を忘れる瞬間があるほど面白かった次第です。ミッチーさんの新規絵と関係なく、来週が楽しみなのって凄く贅沢。や、もちろん新規絵もめちゃくちゃ楽しみなんですけどね!

では、及川光博氏演ずる後藤専務にピントが合いすぎた感想を綴っていきます。以下、ストーリーにも触れますのでネタバレ注意です。

 

 

後藤回やん。

びっくりしたー!!ギリギリまで食器を洗っていたんですが、まさかの後藤ナレーションから始まったものだから、アッワアワのまま鍋を放置してテレビの前に走りましたよ…!他のシーンも、出るわ出るわの後藤ざんまい。ざっくり数えて、なんと7箇所!豊作!大漁祭り!

 

1.独白

『かけがえのないものと聞いて、何を思い浮かべるか』と開幕早々に響く後藤専務の美声。低音たまらぬ。画は、3話でのお茶を飲む姿でした。うっすらスポットライトのようなエフェクトが掛けられていて、主役感(あるいは犯人の供述感)が半端ない。

『家族。友人。恋人。では、それらを持たない人間は?…私は、自分を受け入れてくれたこの場所を、何よりも大切に思う』…ここで、1話にて無人の社長室を見つめる後藤の映像。からの「潰すまでやりますよ(再放送)」。そして、『寂しい人間と言われようと、それが私の人生だ』…本当に言われてきたのか、言われる前に自虐することで心を守っているのか…ああ、それ以上の愛で君をトリートメントしたい…(要らんことすな)

ねえ待って、このキャラでこの哀愁は反則級の愛おしさじゃない…?梨央への態度が大人げなく見えるのは、それだけ自分の「最愛」(=会社)を荒らされるのが耐えられないということ…?好きやよ…(混線)

『世の中には、孤独と折り合いを付けられる人間と、そうでない人間がいる。「彼」もおそらく、私と同類だ』…ここで、情報屋が映ります。ところで、後藤専務が情報屋の正体を知っていたかどうかってそこそこ重要なポイントな気がするんですが、これ以上はセルフネタバレの恐れがあるので考えるのをやめます(思考停止顔)。

 

2.詰め専務

社長室にて、先週のゲラについて話し合う加瀬弁護士、梨央、後藤専務。真上からのショットが新鮮です。後藤は、足を開き気味にソファーに座っています。手はお膝。

加瀬の見解では、裏付けの無い、ただの嫌がらせ記事。しかし、その嫌がらせが続くことを問題視し、梨央に対応を求める後藤。気をつけます、と席を立つ梨央に、座ったまま「違います」と威圧を孕んだ声で言い放つと、静かに立ち上がり、わざわざ梨央の前まで来て創薬事業しくったら辞めます(要約)」と言わせるまで詰め続けてきます。

話題を記事に戻そうとする加瀬を無視しつつ、爬虫類のような鋭い眼光でねちねちと、しかしあくまで声は荒らげず、淡々と口撃する専務…胃に穴あきそうやでぇ…!でも、梨央の言い分を遮る「それぇ…」の感じ悪さめっちゃ好きです。フィクションだからこそですが!笑

 

3.出血大サービス

ゲラの件で橘記者を呼び出した後藤専務。もちろんおこです。橘は車で、後藤は徒歩っぽく見えたので、真田ウェルネスの近くかな。

「あなた…いつからそっち側に?」と後藤。遠くを見ながら言うのがなんか可愛い。どうやら橘、フリーになる前は後藤からの情報でウェルネスの記事を書いていた様子。2010年入社(後の履歴書参照)ということは、新人の頃からではないとしても、そこそこ長い付き合いなのかもしれません。ねえ過去編やりますか若後藤見れますかハアハア。

目的を問われ、真田ウェルネスペーパーカンパニーを多数所有していることに言及する橘。不意に急所を突かれ、後藤も顔を顰めます。目の細め方がネコチャンなんだよなあ…🐈‍⬛

登記簿謄本を突きつけられ、必死に表情を殺し続ける後藤でしたが、怒りかストレスか、右の鼻からゆるゆると赤い液体が流れ出します。唇に差し掛かる前に気付き、一瞬ハッとした表情を見せるの萌え。気恥ずかしそうに(※ド主観)視線を逸らしつつ小鼻の辺りを摘み、上を向いて止血を図ります。咄嗟だとそうなるよね分かる…!とますます萌えが加速しました。わあ、人間だあ…!(歪んだ萌え)

専務への配慮なのか、血が苦手なのか(彼女の性格的に後者かも)、顔を見ないようにしつつ、ハンカチを渡してくれる橘記者。後藤は、逆にガン見しながら受け取り、素早く鼻にあてがいます。またご連絡しまーす、と軽やかに去っていく橘を睨み続けるその瞳は、憎悪に近い熱を灯していました。

鼻を押さえたまま、その場で情報屋に橘を調査するよう電話で指示する後藤。詳細を訊かれ、ハンカチを握りつぶしながら「害虫です」と大人げなく返します。よかった、もう鼻血止まってるね。戸惑う情報屋に「何でもやると言ってきたのはあなたの方ですよね?」と詰め寄る後藤…の右鼻に残る血の跡が愛おしい。

↑一発OKさすがすぎる。カット後、誇らしげになってるであろうミッチーさんください(強欲)。

 

4.流し目専務

真田ウェルネスの入り口付近にて、聴取を終えた宮崎刑事と桑田刑事が立ち去るのを、流し目で見守る後藤。はあ美人(再認識)。

 

5.専務のお部屋から

机上のスマホに、情報屋・生田誠からのバイブレーター着信があり、手を伸ばす後藤。待ってスマホケースのカード3枚に増えてるじゃん。3話でも見えてた白いのは名刺…?や、知らんけどこんなとこに1枚だけ入れるもの…?真ん中のはテレカだとして(適当)、縁取りのあるカード is 何。ともあれ、何も入ってなかった1話を思うと、だいぶ生活感が出てきてキュンです。スマホ本体でなくスマホケースを掴む雑さ(?)にもギャップ萌え。持ちやすいもんね、傷みそうだけどついやっちゃうよね…!

脱線しました。「後藤です」と溜息混じりに応答しながら、ソファーに腰を下ろします。橘の調査結果が告げられる中、法都大学を1年間休学&その頃に両親が離婚しているとの情報に反応を示す後藤。肘掛けにトンと指を打ちつけ、休学の理由を尋ねます。横顔綺麗。そして脚組んでる!普段は威厳を保つために開いてるんだとしたら可愛いな。結局、調査はこれからだと返され、「お願いします↓」と露骨にテンションを下げつつ通話終了

 

6.廊下にて

社内で後藤と鉢合わせる梨央。専務、手帳も持たずにうろついてるということは、もはや梨央に嫌味を言うためだけに徘徊してた説。

後ろ姿ですが、顔の方向的に、前半は梨央の方を見て話していそう。後半は、例によって遠くを見ながら。「次の役員会でじっくりお話ししましょう」と言い捨て去っていく、そのうなじにピントを合わせて欲しいです。

 

7.定例役員会

(相棒のロケ地的な意味で)既視感が凄い会議室にて、皆が席に着く中、梓さん&梨央の兄と共に入室する後藤専務。お偉いさんの位置に座るのですが、1人だけめちゃくちゃ姿勢が綺麗。

会議前に、ゲラ記事の真偽についての話題に。加瀬が躱そうとしますが、「よろしいですか」と静かに挙手し、追撃する専務。芝居がかった口調で、梨央が殺人事件に関与していそうな言い方をします。きっぱり否定し、後藤をじっと睨む梨央。…を黙って睨み返している後藤がドストライクな件。なんか幼くない?ぎゃんかわじゃない??あれかな、いつものチベスナ顔じゃない上に、黒目にハイライトがあるせいかな…?!お顔の角度といい前髪のかかり具合といいperfect…You are our angel…(変なスイッチ入った)

証拠は無いという加瀬のフォローを、信用問題の話にすり替え、梨央の責任を問う後藤。抑揚こそ控えめですが、大袈裟に顔を顰めてみせたりなど、普段より表情豊かめで愛おしい…!

勝利を確信したのか、いつの間にか立ち上がっている専務。梨央のもたらした不利益について語りますが、梓さんからのフォローに、チベスナフェイスに戻って睨むの可愛い。

「躓いた時は、責任を取る覚悟だと、仰いましたね?」とトドメを刺す時、ほんのり浮かべる笑みの絶妙っぷり。さすが表情筋のアスリート、繊細な場面でも大活躍です。辞める?ねえ辞める?と言わんばかりの待機顔も憎たらし可愛い。

そして、満足したのか、そっと座る専務。しかし、ここで海野さんが治験コーディネーターからの前向きなメールを展開したことで、梨央の熱意が評価される流れに。海野さんと梨央を目だけで交互に見やる、そのあんぐり顔(弱火)が可愛い。

加瀬が、新薬が承認されれば投資額の30%以上のリターンが見込める、と語った時、あっこれ今日は無いな…と思ってそうな落胆の表情で目を伏せる後藤。きれい。

必ず結果を出すと改めて決意を表明する梨央に、梓さんが期限を問います。1年以内との返答を受け、じゃあ進退については1年後でもいいよね?(意訳)と後藤に確認する梓さん。なんてスマートな立ち回りだろう。とっくに営業終了状態で油断していたであろう後藤、えっ俺?と言ってそうなびっくり顔で二度見し、小さな溜息と共に遠くを見つめ、無言の承諾。

最後、「ええわ、次いこ次!」と聞こえてきそうな顔で気分を切り替えたっぽいところで今週は終了。

 

いやー、本当に盛り沢山の4話でした。なんなら梨央の回想にまで出てきましたよ専務。ありがたや…!色んなお顔が見られて大満足です。

情報屋=弟くんというのは、割と早い段階でうっかり思い当たってしまっていたので、直前まで「違え…逆に違ってくれ…傷とかあるなよ…!」と密かに祈っていたのですが、届かぬ願いでした。ネタバラシと同時にビックリしたかったのにな〜悔しい😂あんなに考えないよう気を付けてたのに〜!😂笑

電話越しの優の声を「大ちゃん」だけくっきり肉声にする演出は痺れたなあ。動画に映った腕の傷を見て、「優…」と呼びかける宮崎刑事の慈しむような声にも泣きそうになりました。きっとあの動画の出来事の後に真犯人が現れてるんだと…信じたい…!だってこのままじゃ救いが無さすぎて…!😭

 

 

よし、以上です。5話予告後の「この番組をもう一度ご覧になりたい方は…」の宣伝の中に鼻血後藤が差し込まれていたので、もう一度ご覧になりたい鼻血みたいになってたことにジワりつつ終わります。では、また。

 

↑後藤専務のグッズ(概念)