うぐいすハーモニカ

日記というより備忘録。何を書いても結局ミッチーこと及川光博氏の話をしてしまう系ベイベー。らぶ。

金曜ドラマ「最愛」10話(最終回)・後藤信介の感想

最終回の予告編にも公式SNSにも、後藤専務の新規画が一切登場しないことで、この1週間生きた心地がしなかった次第です。確かに9話の終わり方的に、どんな写真でもネタバレになりそうだけど!だけどぉ…っ!

そのソワソワのせいか、最後にして、最も長く感じた一週間でした。5分に1回は専務のことを思い出して溜息ついてた。

さて、今回も及川光博氏演ずる後藤専務にピントが合いがちの感想を綴っていきます。以下、本編についても触れますので、以下ネタバレ注意です。

 

 

後藤専務、生きててよかったー!!!😂

テンポのいいドラマだから、生死は冒頭であっさり明かされそう…とナレ死やら開幕お葬式やら、最悪の事態を想定していましたが、結果はナレ生存。後藤さんを救ってくれた医療関係者の方々にも、彼自身の悪運の強さにも感謝です。救われたのは、あなたの命だけじゃないのよ…!(己の心臓を押さえながら)

狂犬のターンも終わり、1時間しかない中で、もうほとんど出番は無いのでは…?と思わせておいて、なんと4か所も!ありがたやありがたや…!

 

1.病院

後藤専務の病室の扉を開ける梨央。ベッドから、窓の方をぼんやり眺めていた後藤は、すぐにそちらを向くんですが待って頭の包帯&病衣&左腕のアームホルダー!!!私がずっと見たいと思ってたミッチーさん詰め合わせのやつー!!!

まず、包帯から垂れる前髪がたまらなく愛おしい。後藤が助かったとしても、アミアミをかぶせられてたり、髪型が真田・兄とお揃いになってたりしたら違うんだよなあ…と思ってたので、大歓喜です。うんうん、ビジュアル的に大正解の巻き方!!きっと看護師さんも「これ以外ありえぬ(強火担)」とミリ単位で調整してくれてるに違いありません。そして病室の名札萌え。ちゃんとお名前書いてある~!(そらそう)

頭の出血(と顔の良さ)に気を取られてノーマークでしたが、確かに転落時、左半身を下にしていたし、ふらふら前に進もうとしていた時も左腕は垂れたままでした。そっか…あれ折れてたのか…(キュン)←※間違った効果音使用例 ともあれ、利き手じゃなくて不幸中の幸い…特に後遺症もなさそうでよかった…!

ベッドサイドモニタ&胸元から伸びているコードも最高。電極貼る前にアルコールで拭かれ、ヒヤッとなって身を強張らせる専務を想像しただけで寿命が延びます。

左手が使えない専務の為にみかんを剥いてくれる梨央。彼女の話を、遠くを見ながら聞いていた専務でしたが、ベッドサイドテーブルにそっとみかんが置かれたのを視野で捉え、流し目でそれを見やった後、首もそちらに向けてじっと見つめるのがネコチャンみたいで可愛い

梓が不正を黙認していたであろうことに言及する梨央。無言で視線だけ返す後藤専務。レースカーテン越しの窓に照らされた横顔が美しすぎます。諦めたようにゆっくり枕に頭を落とす姿から漂う色香たるや。あと、これ以降ずっと「奥二重かっわい…」と思いながら見ています。

溜息を吐き、窓の光を瞳に閉じ込めたまま「私も会社に戻るつもりはありません」「居場所は、もう無いんだ」と低い声で、自分に言い聞かせるように続ける専務。そんなことないよ…頑張って少しずつでも専務室片づけていけばいいじゃん…!(そういうことじゃない)

橘記者について訊かれると、少し目線を彷徨わせた後、溜息交じりの静かな口調で否定し「私は、不正を隠し通せても、殺人を隠し通すことはできない」とうっすら自嘲気味に続けます。いや不正も隠し通せてはなくない?とツッコミたいですが、あくまで彼の中で「何のことでしょう?」で乗り切れるか否かって意味かもしれないし、どのみちオーバーキルが過ぎるのでそっとしておいてあげましょう。

後藤さんの力が必要です、と頼られ、少し頭を持ち上げる専務。心なしか、表情が先ほどより引き締まっていてカッコイイ。このキリっとした表情のまま、もう一度みかんに視線を向けることで、梨央が察して房ごとにバラしてくれたらいいな

 

2.仕事

行きつけのもんじゃ焼き屋さんを貸し切り、兄に今後の方向性を話す梨央。会社の信頼を取り戻すためには、創業家である梨央と兄も辞任し、経営を外部に委託すべきだと説明します。

勝ち確BGM(主観)が流れる中、お店の廊下を歩くスタイリッシュな足元と、上品に響く足音。姿を見せたのは、そう、我らが後藤専務でした。スーツ×包帯&アームホルダーという、萌え度のえぐい出で立ちです。左腕が通せない為、ジャケット(多分シャツも)が肩に掛けられた形になってるのが凄まじく良い。片手では結べない為かネクタイも無く、第一ボタンは外しています。これまでずっと首元を覆っていたマオカラーや、ネクタイかっちりのスーツを思うと、解放の象徴にも思えて大変胸アツです。

二人に一礼し、梨央の隣に腰掛ける後藤。兄から、退院したのか問われ、「いいえ」と答える時に軽く首も振ってるの可愛い。彼を正面からまっすぐ見据え、「ただ、大事な仕事ですので」と真剣な声色で続ける姿が、あまりにも頼もしすぎて泣きそうです。敵(?)が味方になる展開って、何でこんなにときめくんだろう…!

タブレットを取り出し、梓社長の後任に相応しいプロ経営者を淡々と示しながら、梨央に目配せする専務。頷く梨央。はーーーーこの相棒感よ!!梓さんの言葉通り、協力して会社再建に臨む二人…良き良きの良きです。

すぐには承知しない兄。想定内であろう後藤、兄が辞任した場合としなかった場合の企業価値評価の折れ線グラフを見せます。現実的かつ火の球ストレートな資料を前に、言葉を失う兄。勝負ありでした。梨央のお願いは、これらの調査だったのか、ただこの場に立ち会って欲しいということだったのかは分かりませんが、とにかく後藤専務のおかげでスムーズに兄を説得できたのは間違いないはず。すごいよ後藤さん!後藤さんYDK(やればできる子)!最近のよわよわドジっ子キャラも愛おしかったですが、最終回でこんなにイケイケの専務まで拝めるなんて、非常に幸せです。

 

3.捜査

時は流れ、2022年に。女性(秘書の児島さん?)の手によってデスクに置かれる、6月6日付の新聞。一面に載っているのは、梓社長が詐欺罪で起訴されたという記事。そしてここ、緑色のバンカーズランプや小さな地球儀、奥の棚に見える湯呑みセットから、専務室なのかもしれません。よかったー!ちゃんと片付いてたー!次のシーンでは、頭の包帯は外れていたものの、まだ骨折が完治していなさそうだったので、誰かが手伝ってくれたんだといいな。

殺人事件については黙秘を続けている梓。共犯の疑いがある者の一人として、後藤専務も警察に尾行されています。スーツ姿で颯爽と横断歩道を渡る専務…かっこよ…

左腕のアームホルダーのみとなった後藤、当然のようにイケ度が爆上がりしています。いやあ、包帯なしverも見せてくれるなんてどれだけ手厚いの…?パジャマ姿もメガネありverと裸眼ver、鼻血もマオカラーverとスーツver、寝顔(?)ですら安らかverと血まみれverが用意されているという差分の充実っぷりに、感謝しかありません。

ところで、捜査資料の中に、例の赤いペンの所持者5人のアリバイが図示されていました。橘記者が亡くなった日(後藤専務がめちゃくちゃ逃げる前の日)なんですが、その日の後藤さん、17時~19時半頃までは会社に居たようです(※真の死亡推定時刻)。

そこから空白の時間を経て、20時半から数十分程、コンビニの防犯カメラに映っていた様子。この時にラーメンとか水とかメトロノームとか買い込んでたのかな(最後のは多分コンビニには無いやろ)

当時死亡推定時刻と思われていた21時~22時は、防犯カメラによると、ほとんどの時間をコインパーキングで過ごしていた様子。車で食事休憩を取っていたのか、もしくは鼻血がなかなか止まらなかったのか

そして23時から約30分、またコインパーキングの防犯カメラに捉えられています。車で仮眠をとっていたのか、もしくはまた鼻血が出てしまったのか。なんかもうほんと…お疲れ様でした…

 

4.決意

2022年12月、ついにSND850が承認され、時を同じくして、全ての真実を抱え込んだまま、加瀬は退職届を残して姿を消します(大号泣)。

梓の面会に訪れる後藤専務。刑務官と共に入ってくる梓を、ピュアッピュアなまん丸お目目で見つめるその様子は、まるで母に会えた少年のようでした超絶可愛いな…(心の声が漏れてる)怪我は全快したようですが、右の生え際辺りにうっすら残った傷跡が、痛々しくも萌えポイント。制作陣の方々、ほんっっっっとオタクのツボをよーく分かってらっしゃる…!(後日追記:大画面で見直したんですが、どうもシンプルに影…ですかね…?興奮のあまり、無から萌えを生み出してましたすみません🙇‍♀️)

笑顔でお辞儀をし、久しぶり、と声を掛ける梓。しばらく感慨に耽っていたであろう後藤、ようやく我に返り、素早くも深々と頭を下げます。恩義や忠誠心というより、もはや信仰心に近そう

子犬のような愛くるしい表情で、梓の殺人容疑が晴れたことを伝える後藤。残念がる梓に、今度は慈愛に満ちた優しい声と表情で、「もう、黙っていなくともいいんです。…無くしたペンは、見つかりましたか?」と問い掛けます。少し慌てた様子で、無くしたのではなくあげたのだと返す梓。

どうやら二人とも、加瀬のことは察していたんですね。梓は、加瀬がペンをめちゃくちゃ探していた時よりも前から気付いていそうですが、後藤専務はいつ分かったんだろう。退職届…?(ほぼ答えに近いヒント)ともあれ、記録に残させない為に、名前を出さずに会話する様子が、とても胸に沁みました。

そして、梓の返答を聞きながら、視線を下に向け、ゆっくりと俯く後藤。どこか寂しげな表情に見えるのは、梓が釈放を望んでいないことを察したからかもしれません。そして、顔を上げながら、今度は自首の意向を伝えるんですが、声の透明感よ…巧いなあ…

もちろん梓は止めますが、「秘密を抱えて生きる人生を、…受け入れるのは、難しいです」と、困ったように微笑む後藤。もしかしたら初めて彼女の意思に背こうとしているのかもしれない彼の表情は、先ほどより大人びて見えました。いやまあ大人なんだけど…!

すっきりした表情で、「私も、そちら側に行きます」と穏やかに、しかし力強く続けます。決意の固さを知り諦めたであろう梓は、いいのに、と目に涙を浮かべつつ笑んでみせます。この時、アクリル板に反射した後藤が目を伏せたように見えるんですが、私の視力ではニュアンスまでは見えないので、映像解析班まだかー!!と声を張り上げつつラストカット終了。

 

まず後藤専務を、マオカラーのカラバリだけでなく、ヒロインかな?と錯覚するぐらい様々な種類の衣装に着替えさせてくれた制作陣の皆様に盛大な拍手を!そして、つよつよからよわよわまで、ドジっ子からイケメンまで、鼻血から重傷まで、と潤沢なシチュエーションを用意してくれた制作陣の皆様に(以下同文)!あったらいいなが揃ってた!!本当にありがとうございました!

ストーリーについては…もう少し整理してから書くかもしれない(し書かないかもしれない←)です。無駄のないシーン、美しい画、素晴らしい音楽、引きこまれる展開、魅力的なキャラクター達、ぶん回される感情SNSからの手厚い供給…総合的に間違いなく神ドラマだと思います。とにかく今は、加瀬さんが自分の幸せのために前向きに生き続けてくれることを心から願っています。うっうっ(血涙)。

むしろ慈善事業だよね?(真顔)

 

 

よし、以上です。毎週金曜日の楽しみが終わってしまって寂しい気持ちと、無事に終わってくれてよかった、という満ち足りた気持ちとで揺蕩いつつ終わります。好きやよ。では、また。

 

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